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  旅館・ホテル ■第2480号《2008年8月23日(土)発行》  

キャンピングカー、旅館の駐車場で受け入れ
渡部氏


 キャンピングカーのビルダー(メーカー)、ディーラーで組織する日本RV協会は、全国の旅館・ホテルに向けて、自館の駐車場にキャンピングカーを受け入れ、車の中で寝泊まりしてもらう「湯YOUパーク」制度への参画を呼びかけている。現在参画している旅館・ホテルは約100軒。駐車場のほか、館内の温泉施設やレストランを有料で利用してもらうもので、旅館・ホテルの新たな収入源としても機能している。キャンピングカー評論家の渡部竜生氏に、同制度の概要や、日本におけるキャンピングカー旅行普及の可能性を聞いた。

──国内のキャンピングカー保有台数は。

「日本では5万台程度が保有台数といわれている。アメリカは800万から900万台。東欧を除くヨーロッパは、ドイツやフランスが中心になるが、500万から600万台といわれている。ヨーロッパあたりは1930年代からキャンピングカーが普及しているが、それに比べると日本はまだまだ歴史が浅いから、当然台数も少ないことになる」

「ただ、伸びは大きい。04年から05年まで、出荷ベースで15%ぐらいの伸びを示している。その後も恐らく似たような伸びを示しており、自動車メーカーが、不況で車が売れないと苦労している中で、順調に伸びているのではないかと思う」

──RV協会が「湯YOUパーク」制度を作った背景は。
「今までキャンピングカーのユーザーは、キャンプ場でキャンプをする人が多かった。ところが、年配の人が退職金でキャンピングカーを購入するなど、ユーザー層が広がってきた。ユーザーが増えるにつれ、キャンピングカーで観光に行きたい、という人も増えてきた。ただ、キャンプ場は観光地の近くにあるとは限らないし、新たに整備するのも大変なことだ。そこでRV協会が音頭を取り、この制度を作ったわけだ」

「キャンピングカーの台数が増えるにつれ、問題になるのが泊まる場所。欧米などは歴史が古いから、ちょっとした観光地や高速道路のサービスエリアに、キャンピングカーを安価で泊められる専用の施設がある。しかし日本にはない。これでは行く場所が限られてしまい、車も売れなくなる、ということで、旅館・ホテルに着目するようになった」

──制度はどんなものか。
「『旅館・ホテルの客室は使いませんが、駐車場に泊めさせてください。それからお風呂を使わせてください。それからできればご飯も食べさせてください』というものだ。比較的大きな旅館を中心に、北海道から九州まで、約100軒の旅館・ホテルがパートナーとして名を連ねている」

──旅館・ホテルがかかる手間とコストはどうか。
「旅館・ホテルは空いている駐車場のスペースを提供すればいいだけ。特別なサービスは必要ない。RV協会に登録する際の登録料や、ユーザーが施設を利用した際の手数料などは一切かからない。RV協会では無料で、協会のホームページで制度に参画している宿を紹介している」

──キャンピングカーで泊まる際の標準的な施設利用代金は。
「利用代金はRV協会が『いくらにしてください』といっているわけではなく、旅館・ホテルが自由に設定している。相場としては幅が広いが、例えばキャンプ場は1泊1台3千円ぐらいだから、そのぐらいにしないとユーザーとしては使いづらいところはあるかもしれない」

──制度に参画する旅館・ホテルの声は。
「わざわざ駐車場まで行ってサービスする必要がないため、手間がかからなくていい、という声がある」

「制度がスタートした当時、『キャンピングカーをお宅の駐車場に泊めさせてほしい』という話をしたら、『うちの駐車場でテントを張られたり、たき火をされたりしたらかなわない』という声があった。このような誤解をとくのが、協会としては大変だったようだ」

──日本では欧米並みにキャンピングカーが普及するだろうか。
「アメリカは2億人の人口で800万から900万の台数がある。日本では400万台ぐらいの潜在需要があることになるが、国土の広さも違うし、そこまではいかないと思う。ただ、50万台ぐらいはいくのではないか」

──旅館・ホテルの経営者に一言。
「キャンピングカーの一ユーザーとして、旅館・ホテルの方々にはぜひこの制度に注目していただきたい。キャンピングカーはまだマイナーな存在だが、それだけに愛好家同士の集まりが結構ある。私の知っている一番大きい集まりは、200台から300台が一挙に集まるもの。ホテルの駐車場を借りるのだが、ホテル側には相当の収入になっているはずだ。そこまでいかなくても、20台や30台の集まりは結構ある。空きスペースがある旅館・ホテルさんは新たな収入源として、キャンピングカーの受け入れも検討されてはいかがだろうか」



岐阜・ひだホテルプラザが自家源泉掘削に成功

 岐阜県高山市のひだホテルプラザ(堀泰則社長)がこのほど、温泉の掘削に成功した。温泉は地下1千メートル付近から湧出したもので、温度は地上で約30度、湧出量は毎分406リットル。県と管轄保健所の許可が下りた後、11月ごろを目安に温泉利用を始める予定だ。高山市では各宿泊施設が独自に掘削するなどして温泉を導入しており、同館も温泉を顧客取り込みのきっかけとしたい考えだ。今回の湧出で同市中心部に位置する大型ホテルはすべて源泉を持つこととなる。

 掘削は昨年11月から今年7月15日まで実施、5日に温泉を確認した。同館では従来麦飯石を用い活性化した弱アルカリミネラル温水を各浴場に供給しており宿泊客にも好評だったが、「宿泊客の天然温泉に対するニーズの拡大と、近隣周辺施設の温泉導入の動きから、温泉掘削を決めた」と堀社長。掘削を含め総事業費約2億円をかけて浴場のリニューアルを行った。温泉の湧出量が当初予想よりも多かったことから、「2つの大浴場に余裕をもって温泉を供給できる」と掘社長。「飛天の湯」と命名した同温泉の成分は現在、分析中で、今月末には分かる予定だ。

 今後は市内で温泉を利用している宿泊施設でつくる「飛騨高山温泉協議会」に参加し、「飛騨高山温泉」としてのブランド確立のため近隣施設とPRしていく構えだ。

旅行業免許でミニツアー催行へ ひだホテルプラザ
 ひだホテルプラザは5日、旅行業第三種を取得した。今後、館内インフォメーションコーナーと同館ウェブサイトを中心に営業を始める。近隣地域をめぐるミニツアーや着地型観光を組み合わせた宿泊プランを造成、販売することで飛騨高山の魅力発信を進めるほか、付加価値の高いサービスの提供により周辺宿泊施設との競争力強化を図る。

 高山市は、乗鞍岳や隣接する長野県松本市の上高地など、周辺にグリーンツーリズム資源を多く持つ。堀社長は「自然資源を生かした旅行商品や飛騨高山の市内ミニツアーなど周辺の魅力をたくさん紹介していきたい」と意欲をみせたほか、台湾などアジアを中心とした地域から上高地を訪れる訪日観光客の需要取り込みにも積極的に取り組む姿勢を示した。



長野・一茶のこみち美湯の宿が屋上に貸切露天風呂
完成した露天風呂


 長野県湯田中温泉の「一茶のこみち美湯の宿」(旧館名・美湯の宿湯田中びゅうほてる、斉須正男社長)はこのほど、施設屋上に2つの貸切露天風呂をオープンした。

 同館の売りの一つが、循環ろ過装置などを一切使わないかけ流しの温泉。この貸切露天風呂も、大浴場や露天風呂などと同様、源泉から直接汲み上げかけ流し100%を実現した。「当館自慢の温泉に浸かりながら、間近に見える北信五岳や志賀高原の山々を堪能してほしい」(斉須社長)。

 同館ではこの4月から大幅なリニューアル工事に着手。外装と玄関、ロビーなどを改修。今回の貸切露天風呂の新設で、予定していたすべての工事が完了した。



岐阜・くさかべアルメリア、レストランをリニューアル
スタイリッシュなメインの空間


 岐阜県下呂温泉のホテルくさかべアルメリア(日下部幸夫社長)は7月25日、本館2階のレストラン「バーガンディ」をリニューアルオープンした。従来の雰囲気を一新し、「バーガンディメイン」を中心に、和、洋、中華の各コーナーや、デザートのチョココーナーを設置した。

 リニューアルとともに料理のグレードアップを図り、品数も約50種類と豊富になった。和、洋、中華のバイキング料理で、洋食ではブラジルのシュラスコや日替わりパスタなどを味わえる。中華では餃子、南京餅などの点心、和食ではにぎり寿司、造り、天ぷらなどのメニューをそろえている。デザートはケーキ、フルーツなどからチョイスできる。

 足元を照らす照明は明るいブルーで統一。客席はシンプルで、椅子席で200人を収容する。

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