JTBサン&サン西日本は、法人向けにメタボリックシンドローム対策の旅行型健康増進プログラムを企画。第一弾として12日、和歌山、鳥取、兵庫の7施設での研修旅行プランを発売した。設定期間は10月から来年3月まで。 4月からの特定健診・保健指導の義務化に対応したプランで、名称は「男磨き女磨き計画」。JTBヘルスツーリズム研究所や関西医科大学の監修を受けた。腹囲や肥満度指数などの指標改善だけではなく、旅行前中後の健康メニューも盛り込み、「健康的な生活習慣を手に入れる」ことを目指す。 1泊2日を基本とし宿泊地で異なるスポーツメニューを設定。白浜温泉や川湯温泉、南部など和歌山の宿では熊野古道ウォーク、兵庫県・淡路島ではロッククライミングウォールを用意した。 8人から参加可能で社員旅行のほか、メタボ対象者の小グループの研修にも活用できる。販売目標は300人。
JRグループは10月14日の「鉄道の日」に合わせ、JR全線の普通、快速列車の普通車自由席が乗り降り自由な記念きっぷを発売する。きっぷにはJRグループの加盟各ホテルの宿泊料金が安くなる特典も付けた。 発売期間は10月3〜19日で、4日から19日まで利用できる。発売額は大人9180円、子ども4590円。1枚のきっぷで3回、または3人まで利用できる。
JALセールス(東京都港区)はこのほど、旅行会社向けに、JALツアーズの商品「JALステージ」や、JALセールスの商品「JAL紀行倶楽部」の08年下期(08年10月〜09年3月)の説明会を東京都内で開いた。特に下期では北海道方面の商品に力を入れる方針。参加した旅行会社関係者123人に訴求した。 説明会ではJALツアーズ5周年記念商品「五感で感じる旅」をはじめ、第1ブランド「JALステージ」や第2ブランド「ふらり」の商品を紹介。 第1ブランド商品の1つ、「JAL北海道スペシャル」は08年10月から09年4月5日までの間、「JAL北海道キャンペーン」を行う。キャンペーンはご当地グルメが食べられる「たびグルメチケット」をプレゼントするほか、旭山動物園まで無料で乗車できる「JAL旭山動物園号」の乗車、北海道銘菓のプレゼントなどの特典が付く。 たびグルメチケットでは、設定期間10月1日から1月31日の期間、札幌ではスイーツ、帯広では豚丼といったメニューが対象となる全53施設で利用できる。1人につき1枚チケットをプレゼントする。 気軽で便利な日本の旅をコンセプトにしたJALセールスの商品「JAL紀行倶楽部」の下期商品の中の1つ、北海道の商品では、リーズナブルな価格と充実した商品内容がセールスポイント。例えば、阿寒湖、川湯、十勝川の3カ所の温泉地に設定した「温泉スペシャル2日」は、10月14日〜12月25日の出発で、1泊2食付き、大人1人19800円からと格安料金で提供する。 説明会の会場には国内線「JALファーストクラス」=写真=を展示した。 JALセールスの板橋秀幸氏は「説明会には大手旅行会社からの出席が目立ち、関心の高さが伺えた」と手ごたえを話した。 08年下期販売目標人数の方面別は、北海道で28万4100人、東北、北陸、中部で7万5千人、関東で32万6400人、関西、南紀、山陰、山陽、四国で15万2600人、九州、奄美大島諸島で22万3800人、沖縄で26万100人の計132万2千人を目指す。 説明会は青森県など東日本エリア22カ所で開いた。
国土交通省が17日に発表した今年7月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が6079億7851万4千円で前年同月比1.5%増だった。国内旅行は前年を上回ったが、国際線の燃油サーチャージが上昇している海外旅行は2カ月連続でマイナスとなった。 国内旅行は4.2%増の3779億3707万8千円。観光事業課によると、旅行会社は、国内旅行の増加の要因について「海外旅行からの振り替え」などを挙げている。方面別では、東京ディズニーリゾートが人気となっている関東をはじめ、九州、沖縄方面が好調だったという。 海外旅行は、3.0%減の2247億2599万6千円。燃油サーチャージの高騰を背景に、「遠距離、乗り継ぎの多い欧米を中心に需要が落ち込んだ」などの報告があったという。 一方、外国人旅行は19.6%増の53億1544万円で、4カ月連続の2ケタ増となった。 旅行商品ブランドの取扱額は、国内旅行が6.5%増の1007億2千万円、海外旅行が6.7%減の653億5370万6千円、外国人旅行が18.1%増の3億6500万2千円。取扱人数は国内が5.6%増の355万6483人、海外が10.5%減の38万5305人、外国人が12.0%増の1万9247人だった。