観光経済新聞社　08年11月8日　商品・設備

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商品・設備　■第2491号《2008年11月8日（土）発行》

船井総研、12月に旅館向けセミナー

　経営コンサルタントの船井総研は旅館経営者向けセミナー「第8回インターネット活用で直販売り上げ倍増方法公開セミナー」を12月2日に東京、3日に大阪で開く。

　内容は「インターネット市場での団体旅行の獲得法」「海外富裕層FITの取り込み方」「旅館業にみる人材採用の常識・非常識」など。

　講師は、同社旅館ホテルチームの大坪敬史氏と立石今日子氏。

　午後1時開始の3時間40分のセミナー。募集人数は各回50人。料金は3万1500円。

　問い合わせ先は、船井総合研究所(TEL1020・974・000)。

書評「ゆったり泊まりたい　癒しの湯治宿案内」

現代旅行研究所代表で、温泉と旅、山に関する多くの著書を持つ著者が、全国各地にある“おすすめの湯治宿”77軒を紹介している。

　「湯治場は古くて汚い」というイメージを払しょくしたのが秋田県の新玉川温泉。国立公園の中にあるリゾートホテルタイプの温泉宿で、和洋室合わせて210室。ひとり湯治の連泊対応としての部屋も40室ある。「玉川と新玉川を交互に毎年10〜15日来るが、血糖値が平常に下がった」との利用者の声も。

　大分県長湯温泉に今年オープンしたB・B・C長湯は、自炊専門の廉価な湯治宿。「身体にいい炭酸泉の湯をじっくり味わってもらうため、費用がかからず手軽に滞在できる施設が必要」との経営者、首藤勝次さんの方針で作られた施設だ。敷地内には著者が40年かけて収集した山岳の図書1万冊を収容する図書館を併設し、長期滞在に耐えうるだけの態勢が整っている。

　病で悩む人や日ごろのストレスを解消したい人、温泉研究を進める人などに薦められる一冊だ。
　760円(税別)。発行=洋泉社(TEL03・5283・2013)。

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