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観光行政 ■WEB増刊号《2009年5月9日(土)発行》  

農山漁村の子ども受け入れ、26地域を選定 農水省

 小学生を農山漁村で1週間程度宿泊させ、さまざまな体験を通して成長の手助けをする「子ども農山漁村交流プロジェクト対策事業」について、農林水産省は4月28日、今年度の受け入れ地域26地域を選定した、と発表した。

 受け入れ地域を公募していた。40地域から応募があり、選定委員会で26地域を決めた。

 その1つ、長野市子ども夢学校受入協議会は、市を事務局、市農業公社を事務局窓口とし、小学生の受け入れに実績のある大岡グリーンツーリズム倶楽部や、中学生を対象とする鬼無里修学旅行受入実行委員会などで構成する。大岡、鬼無里、戸隠など5地域で民泊受け入れを実施。

 クラフト体験や星空観察、しめ縄作りなどのプログラムがある。



経産省、「∞プロジェクト」221件を選定
 経済産業省はこのほど、地域資源を生かした新商品や観光資源の開発など、地域の魅力の全国展開を目指す取り組みを支援する「地域資源∞全国展開プロジェクト」について、09年度分として221件を決めた。221件のうち、新商品や観光開発を目指す本体事業が191件、マーケット調査などを行う調査研究事業が30件となっている。

 例えば、十和田商工会議所(青森)のプロジェクトは市内の地域観光資源を発掘し、整理したテキストを作成。それに基づく「十和田市民観光ガイド」(仮称)の認定制度確立を目指す。東北新幹線が延伸する10年12月までに100人の認定を目標に掲げる。

 小松商工会議所(石川)は低迷する観光、旅館業界の底上げのため、新たなリピーターが見込める親子農業体験型観光メニューを開発する。また旅館や地元企業などを媒体にした地場産品の通販なども試行する。



景観考える全国大会、6月1日開催決まる
 日本の景観を良くする国民運動推進会議はこのほど、これまで毎年6月1日に開いていた全国大会と、毎年6月に開いていた「まちづくり月間」中央行事を合わせ、「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」(仮称)として開催することを決めた。

 大会は6月1日、東京・虎ノ門のニッショーホールで開く。まちづくり功労者大臣表彰(国土交通省)や都市景観大賞(同)の表彰式のほか、青木保文化庁長官が「都市の景観と文化環境」をテーマに特別講演する。

 また、青木長官や門川大作京都市長、池辺このみニッセイ基礎研究所上席主任研究員がパネリストとなり、「地球にやさしいまちづくり」をテーマに意見を述べる。

 大会の問い合わせは都市づくりパブリックデザインセンター、TEL03・3222・0981。




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