日本政府観光局(JNTO)は5日、中国でシェア1位の検索サイト「百度(バイドゥ)」(
http://www.baidu.com/)と提携し、ウェブを使った観光プロモーションを中国で始めた。インターネット人口が3億人といわれる中国本土に向けて日本の観光情報を発信、訪日旅行を促す。
中国本土向けの訪日個人観光査証(ビザ)制度が7月に創設されることを受け、2010年までに訪日外国人旅行客1千万人を目指すビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環として展開する。
バイドゥの検索連動型広告を活用。「日本旅游」(訪日旅行の意味)と検索した利用者をVJCのキャンペーンサイト(
http://www.welcome2japan.cn/vjc2009/)に誘導する。日本の魅力を紹介している2つの日系中国語雑誌、「A〔ei〕」(チャイナ・コンシェルジュ・グループ発行)と「OCEANS」(インターナショナル・ラグジュアリー・メディア発行)からコンテンツ提供を受け、最新観光スポット、宿泊施設、ショッピング情報などを同サイトから発信する。掲載情報は毎週更新する。
VJCで展開する、中国内の様々な媒体を使ったPR事業とも連動する。新聞、雑誌の広告と特集記事、テレビ番組、屋外キャンペーンなどで「Baiduで『日本旅游』と検索」のロゴメッセージを告知。キャンペーンサイトの検索、閲覧を促進する。