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旅館・ホテル ■第2520号《2009年6月27日(土)発行》  

全旅連、全国大会で「新型インフル対策に万全を」
約1千人が集まった今年度の全国大会=別府市のビーコンプラザで

 全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長=山形県・日本の宿古窯)は16日、大分県別府市のビーコンプラザで「未来(あす)を信じて元気を出すぞ!全旅連」をテーマに第87回全国大会を開いた。全国から組合員約1千人が参加。佐藤会長は、「時代の変化への対応」「地域一体となった観光振興」を呼び掛けるとともに、新型インフルエンザ対策に万全を期す方針を改めて強調した。

 式典で佐藤会長は「組合員は最盛期に3万7千軒以上。今はその半分になった」と、旅館業界の厳しい現状を指摘。その上で、「我々は大きく変わらなければならない。幸い、我々のような小資本の企業は時代の変化に対応しやすい。今こそ経営者はそれぞれの個性を生かして、創意工夫で取り組まねばならない」と述べ、組合員の生き残りには従来の経営方針からの転換が必要だと訴えた。

 佐藤会長はまた、「業界悲願の観光庁が昨年発足し、地域活性化にも観光が重要と理解されてきた。我々だけでなく、地域が一丸となり、総合力で観光客を呼び込むべきだ」と述べ、第1次産業や地域住民を巻き込んだ観光客の誘致策をそれぞれの地域が行うべきだと訴えた。

 佐藤会長は近畿を中心に多くの宿泊キャンセルが出た新型インフルエンザの問題にも触れ、被害を受けた施設に見舞いの言葉を述べるとともに、「全旅連は宿泊5団体の先頭に立ち、(新型インフル対策を)最重要課題として取り組む。秋にも予想される第2波に対し、感染拡大阻止へ協力するとともに、過剰な報道にならないように(マスコミなどに)お願いしていく」と述べた。

 大分県での大会開催は初めて。式典では大分県旅館ホテル生活衛生同業組合の上月敬一郎理事長(おにやまホテル)が歓迎の言葉を述べたほか、来賓から、厚生労働省の舛添要一大臣、大分県の広瀬勝貞知事(それぞれ代読)、地元選出の礒崎陽輔参議院議員があいさつ。

 表彰式では厚生労働省健康局長表彰、全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状贈呈、全旅連会長表彰、第12回「人に優しい地域の宿づくり賞」表彰がそれぞれ行われた。

 大会宣言を長崎県組合の村木営介理事長、決議文を福岡県組合の太田信幸理事長が読み上げ、全会一致で採択。 来年の大会開催地となる岐阜県の組合員が登壇し、滝多賀男理事長らが「おんさい(いらっしゃい)岐阜」と呼び掛けた。

 第2部では全旅連青年部が主体となり、「観光立国の目玉! インバウンド事業への取り組み」と題した事例発表を行った。懇親会では観光庁の本保芳明長官があいさつし、「日本の観光と旅館の未来は明るい。皆さまと手を携えて、日本の観光の未来を築いていきたい」と旅館業界にエールを送った。



「人に優しい地域の宿づくり賞」表彰式開かれる
本社社長賞の月光園の表彰

 全旅連全国大会の式典では第12回「人に優しい地域の宿づくり賞」の表彰式が行われた。最高賞の厚生労働大臣賞は湯田上温泉旅館協同組合(新潟県)の「湯田上温泉SWEETSプロジェクト」、全旅連会長賞は上州力まるごと協議会(群馬県)の「群馬の力をまるごと使った、群馬の温泉地間転泊の仕組みづくり」が受賞。それぞれ賞状と賞金(大臣賞30万円、会長賞20万円)が贈られた(すべての受賞者は6月13日付既報)。

 湯田上温泉は、4軒の旅館で地場の果物を使ったオリジナルのスイーツを作成、好評を博している。旅館は地場の素材を有効活用していない、生産者は規格外の果物の破棄が予想以上に多い、との問題があり、解決策として同プロジェクトに取り組んだ。プロジェクトは生産者、JAなど町ぐるみで取り組んだことや、調理人のデザートに関する創作意識の向上につながったことなどが、選考委員会(委員長=橋本俊哉・立教大学観光学部観光学科教授)から高く評価された。

 上州は、草津、伊香保、四万、水上の群馬県4温泉の旅館に泊まる転泊プランを作成。広域連携による集客促進の好事例として高い評価を受けた。

 このほか、観光経済新聞社社長賞は有馬温泉月光園(兵庫県)の「蒸気ボイラーからの廃熱回収によるエネルギー削減」が受賞。同館の奥田眞社長が観光経済新聞社の江口恒明社長から賞状と賞金10万円を受け取った。

 賞は、高齢者や障害者など、すべての人に優しい取り組みを行っている旅館組合、旅館・ホテルを表彰する制度。今回は全国から33件のエントリーがあった。



日本旅館国際女将会会長に滝の湯の須賀さん
あいさつする須賀会長(白水館で)

 旅館や着物など、日本の伝統文化を世界に広げようと、すでに着実に実績を上げている「日本旅館国際女将会」(小渕祥子会長=会員数50軒)は18日、鹿児島県指宿温泉の白水館に25名を集めて総会を開き、今年度の事業計画を決めた。報告では、鈴木義子氏(男鹿グランドホテル)が退会し、新たに佐々木みどり氏(知床プリンスホテル風なみ季)が入会。役員改選では新会長に須賀紀子氏(観光ホテル滝の家)を選び、副会長には矢口委子(岬館)、松本美代(坐魚荘)、若松佐代子(雨情の宿新つた)、榎本眞規子(三河屋旅館)の4氏を選んだ。小渕会長は名誉会長に就任。

 引き続き開かれた講演会では、白水館の下竹原和尚社長が「薩摩の歴史・白水館のコンセプト」について、先代から引き継いだ伝統文化にさらに磨きをかけた「薩摩伝承館」をオープンするまで、労苦を重ねた関心深い宿のプロセスを披露した。

 旅館に併設する「薩摩伝承館」は建設費だけで15億円。陳列されている陶器類は国宝クラスがずらりと並んでおり、時価評価額は算定できないほど。民間の博物館としては最右翼に属すると定評がある。有料で修学旅行や様々な団体が訪れている。

 また、この日は江口恒明本社社長も、最近の政治、経済の動きなどを講演した。

 日本旅館国際女将会は、すでに15回の海外での広報活動を実施、活動ぶりを海外のテレビや新聞で報道されている。今年は9月にフランスのパリでデモンストレーションを行う。会では一般の女将の出席も歓迎している。参加希望者は財団法人日本ホテル教育センター(石塚理事長、ファクス03・3360・8584)へ。まだ残席がある。

 なお、白水館は、本社主催の「人気温泉旅館ホテル250選」の風呂部門で08年度ナンバーワンとなっている。



JCHA総会、清水会長を再任
再任された清水会長

 全日本シティホテル連盟(=JCHA、清水信夫会長、206会員)の2009年度通常総会が18日、東京都港区のシーサイドホテル芝弥生で開かれた。任期満了に伴う役員改選では清水会長を再任。3期目に入った清水会長は、付加価値の高いホテルづくり、連盟の体制強化をさらに進めていく考えを示した。

 清水会長は「世界同時不況などで厳しい経営環境にあるが、付加価値の高いホテルづくりで宿泊産業を活性化させたい。ビジネス客だけでなく、外客2千万人時代へのホテルづくりも進める必要がある」と述べたほか、新規会員の入会促進などで「新しい連盟の体制づくりを進めたい」とあいさつした。

 09年度事業では、連盟が運営する会員ホテルの宿泊予約サイト「ビズホテル.jp」の活用を促進する。同サイトで販売している格安航空券付きの宿泊プランの販売も拡大する。このほか、後継者や若手幹部を対象とした「青年塾」、会員ホテルのスタッフを対象に各地区で行う「エリアホテル研修」などの研修事業を継続して実施する。

 新役員は次の通り(敬称略)。

 副会長=清水嗣能、曽根隆夫▽専務理事=中山智雄▽常務理事=星野武▽理事=田中正人



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