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旅館・ホテル ■第2525号《2009年8月1日(土)発行》  

日観連、HPで宿泊プランを発信
宿泊プランのページ

 日本観光旅館連盟(近兼孝休会長、3551会員)は、ホームページ(HP)「日観連やど日本」(http://www.nikkanren.or.jp/)に会員旅館・ホテルの宿泊プランを紹介するコーナーを開設した。7月17日にオープンし、現在は60軒、約300件の宿泊プランを掲載中。夏休みの家族客を対象にしたプランや1人旅を歓迎するプランなど、宿や地域の特性を生かした多様なプランがそろった。日観連では、会員施設の集客を支援するとともに、魅力ある宿泊プランづくりの契機にしていく。

 やど日本は、会員旅館・ホテルの施設情報などを掲載しているHP。多様な宿泊プランを集めて掲載することで、宿泊需要の掘り起こしにつなげる。宿泊予約はHPに付属するダイレクト予約機能を通じて、または各施設のオリジナルホームページに誘導して入力してもらう。

 宿泊プランは、ログインIDなどを持つ会員施設の担当者により、常時、内容の更新が可能。季節や話題性に応じた宿泊プランが掲載できる。今後は、「秋の味覚特集」「宴会特集」など、共通の特集テーマに対応した宿泊プランも各施設に打ち出してもらう。

多種多様なプラン
 掲載中の宿泊プランは、サービス内容や時期などの条件によって割安感を打ち出したプランをはじめ、細やかな宿泊ニーズにこたえて需要喚起に努めるプランなどさまざまだ。

 今は夏休み期間ということもあり、子ども連れの家族向けのプランが多い。例えば、NHK大河ドラマ「天地人」の人気を受け、新潟県・六日町温泉のホテル魚としは、「兼続の遊んだ大自然を満喫」と題したファミリープランを提案。宿泊に加え、川遊びや野菜の収穫、カブトムシ採りなどが楽しめる。このほかの宿も、子どもの料金を割り引くなどのプランを設定している。

 家族3世代で利用できそうなのは、群馬県・伊香保温泉、ホテルきむらの「お祝い応援パック」。還暦や古希などを祝う宿泊プランで、チャンチャンコの貸し出しや記念撮影などの特典が付く。

 また、女性客を意識したプランも目立つ。石川県・山代温泉のみどりの宿萬松閣では、露天風呂付き客室の女性宿泊客に「色浴衣」をプレゼントする宿泊プランを設定し、「山代の町を色浴衣でそぞろ歩いてみては」と提案する。また、京都府・亀岡・湯の花温泉の翠泉は、温泉やミストサウナ、地産地消の食、デトックス効果のある料理などのメニューを盛り込んだ女性の健康を応援するレディースプランを提供している。

 このほか、旅館には泊まりにくいイメージがある1人旅を取り込もうというプランも。宮城県・作並温泉の鷹泉閣岩松旅館は、温泉と部屋食を1人でのんびりと楽しむプランを設定。神奈川県・七沢温泉の元湯玉川館なども、1人旅プランを紹介している。

1000件掲載が目標
 日観連は当面、1千件の宿泊プランの掲載を目標に、会員にHPの活用を呼びかける。現在、宿泊プランの検索キーワードは、地域、宿泊時期、料金の分類になっているが、プランが1千件となった時点で、家族旅行や連泊といった宿泊プランのテーマ別の検索も可能にする予定だ。

 日観連の中村義宗専務理事は「今、掲載されている宿泊プランは各施設がすでに販売しているものが中心だが、このコーナーの開設を契機に、新しいタイプの宿泊プランづくりにも取り組み、販売拡大につなげてもらいたい」と期待する。

 今後は、宿泊プランを幅広く知ってもらうため、HPやど日本の認知度アップに向けた方策なども検討していく。



長野県、宿泊施設の再生を支援
 長野県と信州・長野県観光協会は、県内観光産業の中核となる宿泊業者を支援するため、新たに「宿泊施設再生モデル事業」を実施することを決めた。個々の業者の経営改善プランに対して相談面から支援し、現在抱えている課題の解決を通じて経営力強化を図るのが狙い。県は「ここでの手法を1つのモデルとして広く情報提供し、他の事業者の参考にしてもらう」(観光部)考えだ。地方自治体自らが宿泊施設の再生にかかわるのは全国的にも珍しい。

 現在、事業の対象となる宿泊施設を募集している。8月4、5日には事前説明会を行い、事業への理解、協力を求める。8月中にも「宿泊施設再生検討委員会」を立ち上げ、モデル宿泊施設として5軒程度を選定するとともに、事業の実施効果を検証する。施設名は公開しない方針。

 県は稼働率や宿泊客の平均単価、損益と財務の概要、経営上の課題などが把握できる「自己診断シート」を作成。応募時に提出してもらい、このシートを基に、財団法人日本交通公社がアレンジしたものを経営改善プランとして実行してもらう計画だ。

 経営改善プランを計画通り進めるため「経営革新コーディネーター」を施設に派遣。コーディネーターは経営課題に応じて(1)経営力向上(2)商品力・販売力向上(3)運営力向上──の3分野から選択して指導する。

 例えば運営力向上では労務管理について、季節波動や曜日波動、時間帯別の繁閑対策など、旅館特有の要員管理手法を勤務シフトと作業時間の分析を基に、ワークスケジュール管理の視点から指導する。

 コーディネーターは財団法人日本交通公社やJTB商事、サービス経営研究所などで旅館・ホテルの経営指導に実績を持つ人が候補にあがっている。支援・相談料については一部を観光協会が助成するが「施設には50万円とコーディネーターの旅費や宿泊費を負担してもらう」(同)。

 検討委で検証した事業効果を旅館・ホテルの再生モデルとして情報を公開、「県内宿泊産業の活性化につなげたい」としている。



ハナツアージャパン、韓国語で旅館予約

 韓国の大手旅行会社ハナツアー(本社、ソウル市)の日本法人、ハナツアージャパン(東京都港区)は1日、韓国語の日本旅館予約サイト「ジャパンリョカンドットネット」(http://www.japanryokan.net/)を開設した。韓国人個人旅行客を誘客する。韓国語による日本旅館に特化した宿泊予約専門サイトは初めて。

 全国43温泉地の旅館130軒と契約。同日、110軒の宿の予約受付を始めた。「宿の契約件数を絞り、確実に送客をする」(同社企画仕入部旅館チームのオム主任)という戦略だ。

 従来ハナツアーと取引がある旅館を中心に、韓国人旅行客に人気のある地域や、韓国から国際線が乗り入れている空港の近隣温泉地などで韓国人個人旅行客の受け入れに積極的な宿、約200軒に打診。うち130軒と契約した。韓国と地理的に近く、韓国人旅行客に人気のある大分県由布院温泉では9軒、歴史的に韓国とつながりが深い奈良県では4軒の宿と契約している。

 販売用の客室は各宿から毎日最低1室ずつ預かる。同サイトで販売するほか、航空券をセットしたFIT(海外個人旅行)パッケージ商品を造成して販売する。客室販売手数料率は10〜17%。宿への返室は宿泊日の7日前。

 サイト開設の経緯についてオム氏は「韓国人の海外旅行も団体旅行から個人旅行へのシフトが加速している。日本ならではの魅力を何で訴えていくのかを社内で議論し、『旅館しかない』という結論に達した」と話す。韓国語で旅館(ヨガン)は民宿を意味する。同サイトでは温泉旅館や各温泉地の情報も充実させて、日本の旅館への理解を深め、「言葉のイメージから韓国人が抱く価値観のギャップ」(オム氏)を埋める努力をしているという。

 韓国一般旅行業協会(KATA)が今年5月に発表した資料「韓国旅行会社別・内国人観光客の送客実績」によると、08年1年間にハナツアーが扱った海外旅行客数(韓国発)は112万7千人で韓国旅行会社の中で1位。市場占有率は約26%となっている。

 また08年1年間における同社の日本への送客実績は19万6千人。うちパッケージツアーによる送客が67%の13万1千人と多い。実績人数を地域別にみると九州(4万5千人)、関西(2万6千人)、関東(2万3千人)、北海道(1万7千人)の順。



近旅連「女性文化講座」で田中真紀子議員が講演
 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(西野目信雄会長)は9月15、16の両日、東京都港区のシェラトン都ホテル東京で会員施設の女将らを対象とした「女性文化講座」を開く。今回は第40回を記念し、初日の講座を一般客にも開放。田中眞紀子衆議院議による特別講演を行う。また参加した女性会員と一般客との交流イベントを開催し、旅行需要喚起にもつなげたい考えだ。

 初日の田中氏の講演は「時代の曲がり角に立って」がテーマ。一般参加者と参加会員がお茶と特製スイーツを楽しみながら交流するイベント「すてきな女将達との集い」では、女将によるトークショーや参加会員の宿のパンフレットや地元PR冊子などの配布を行う。また交流を深めるために、各会員から一般客へのお土産プレゼントを企画している。一般客は、首都圏在住の女性約300人を予定する。

 2日目は、コミュニケーションプロデューサーの夏川立也氏が「吉本芸人として学んだ巻き込み方コミュニケーション」を、ヘア&メイクアップアーティストの田中宥久子氏が「美しく生きる」をテーマに講演する。

 定員は70人。参加費はパーティー代、宿泊費など含め4万円。「一般客へのプレゼントとして500円未満のもの10〜20個ご提供いただきたい」と近旅連事務局。

 16、17日には1泊2日でエキスカーションを行う。箱根桃源台や箱根ガラスの森美術館などをまわり、箱根吟遊に宿泊するコース。定員は先着20人。参加費は3万5千円。

 いずれも申し込み締め切りは9月8日。問い合わせは近旅連事務局(TEL03・3255・7561、ファクス03・3255・7568)。



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