一緒に東京で「妖怪検定」を受けよう──。第4回を迎える鳥取県境港市の「境港妖怪検定」が今回から東京で受験できるようになったことをPRしようと、妖怪の「鬼太郎」が7月31日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れた。
来社したのは、黄と黒の半てんに下駄履き、頭には「目玉おやじ」とまさに鬼太郎だが、実は、鬼太郎のそっくりさん。昨年境港市で開かれた「第3回妖怪そっくりコンテスト」で優勝した東京都の馬場裕加さん(20)=写真左=だ。もともと漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる氏のファンで鬼太郎マニアという馬場さんだが、妖怪検定に未受験。今回の東京開催を機に初めて受験する予定だ。「妖怪を知ることは、日本の文化や伝統を知ることにつながる。ぜひ東京でも受験を」と呼び掛けた。
東京での妖怪検定は水木しげる氏の住む東京・調布の東京電気通信大学で、鳥取・境港会場と同じ10月25日に実施する。初級と中級のうち東京では初級のみ受験可能。初級の場合、問題は公式テキスト「水木しげるロードの妖怪たち5」から記述式などで50問出題され100点満点中70点以上で合格となる。
東京会場の定員は1千人。定員を超えた場合は抽選で受験者を決める。公式サイト
(http://www.youkai-kentei.com/)もしくは応募用紙で31日までに申し込む。