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トラベル ■WEB増刊号《2009年8月15日(土)発行》  

KNT、韓国に現法設立へ
 近畿日本ツーリスト(KNT)は10月1日付で、韓国に現地法人「KNT KOREA」を設立する。同社が推進するグローバル戦略の一環。すでに中国にも現地法人を設立しており、成長を続けるアジア市場の中でも特に将来有望と見る日中韓3カ国間でのネットワークを作ることで事業拡大を図る。

 8月11日に開いた取締役会で決めた。韓国を発地としたアジア方面への旅行商品の企画、販売や、他社主催旅行商品、航空券の販売を中心に行う。日本発韓国旅行商品の受け手配やイベント・コンベンションの運営なども手掛ける。

 同社が90%、近鉄エクスプレスの香港法人である「近鉄国際貨運(香港)有限公司」が10%を出資し、ソウル特別市に設立する。資本金は15億ウォン(約1億2千万円)で、役員として取締役3人、監事1人を置く。社員数は当面10人程度を予定する。

 2010年度の売り上げは140億ウォン(約11億円)を目指す。

 KNTは07年に韓国の総合旅行会社「ハナツアー」と提携。韓国人向けの個人旅行商品の共同企画などを行っているが、「あくまでも受け手配が中心」(KNTブランド戦略室)。現地法人を設立することで、韓国でより主体的な事業展開を進める考えだ。



阪急交通社、新情報サービスを開始
 阪急交通社はこのほど、携帯サイト「阪急トラべる」と月刊情報誌「トラピックス倶楽部」を連動させた新サービスを開始した。

 情報誌の2次元バーコードを携帯電話のバーコードリーダーで読み取ると、最新の情報誌掲載ツアーが一覧で表示される。「これにより、情報誌を見ながらの空席や催行状況、旅行代金の確認やオンライン予約がスムーズにできるようになる」と同社。

 まず、関西出発のバスツアー(トラピックス倶楽部別冊「バスの旅」9月号)からサービスを始め、順次拡大する。



日旅宿ぷらざ、東横インとシステム連携
 日本旅行は4日、同社が運営する宿泊予約サイト「宿ぷらざ」と、全国に205店舗を展開するビジネスホテルチェーンの東横インとのシステム連携を発表した。6日から、東横インのホストで管理するすべての国内ホテル在庫を宿ぷらざで販売できるようになる。日旅では今回の連携で国内出張・ビジネス宿泊販売を強化するとしている。

 東横インのホストの在庫情報を10分間隔のリアルタイムで取り込み、予約と取り消しは東横インのホストに直接アクセスし、在庫の引き落としや戻しを行う。利用客は宿ぷらざ上で東横インのすべての商品の照会、予約を行える。

 09年度に4万2千ルーム、3億円、10年度に16万6千ルーム、12億円の販売を目指す。

 18日から31日まで、システム連携記念キャンペーンを実施。期間中、宿ぷらざを利用して東横インに宿泊する人の中から先着1045ルームを20%割引にする。



福岡、那覇まで片道1万円以下 スカイマーク
 スカイマークは10月19〜31日搭乗分の羽田~福岡線、羽田〜那覇線で各種割引運賃を引き下げた。福岡線は片道9千円から、那覇線は同9800円から利用できるようにする。

 11日に国土交通省に届け出たのは、2路線の普通、身体障害者割引、前割1、3、7、21の各種割引運賃と、福岡線のスカイバーゲン運賃、那覇線の前割10運賃。

 運賃値下げは同社が展開する不況対策キャンペーンの一環。これまでにも羽田~新千歳線などで運賃値下げを行っている。



新日本海F、舞鶴・丹後周遊クルーズ実施
 新日本海フェリーはこのほど、舞鶴観光協会や丹後広域観光キャンペーン協議会と協力して、舞鶴・丹後周遊クルーズを発売した。企画・実施はヴィーナストラベル。

 9月23日、同社所有の「はまなす」を利用して舞鶴・丹後の海を3時間遊覧する。クルーズのみは大人4800円、小学生3300円。北海道ランチバイキング付きはそれぞれ6800円、4700円となる。船内では「舞鶴防衛隊チャッタマンショー」のイベントや記念撮影などが行われる。

 はまなすは通常、舞鶴~小樽間を航行しており、停泊日を利用してクルーズを実施する。



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