都市と農山漁村の交流を推進する「オーライニッポン会議」と都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)は、グリーン・ツーリズム(GT)の認知度向上と普及を図るため、このほど新たにGT商品を対象としたコンテストを開催する。「農山漁村ならではの魅力に触れられる、自由な発想のGT商品を集めたい」と同機構。
優秀賞を5点ほど選定。今年11月に開催予定の「オーライニッポン地方シンポジウム」で事例発表を行い、表彰する。選定商品については、モニターツアーでの交通費や体験料などの費用を50万円を上限に助成するほか、来年3月開催予定の「第7回オーライニッポン全国大会」でモニターツアーの事例報告を行ったり、商品紹介パンフレットを配布したりして、一般消費者や旅行会社に向けた情報発信を行う。入賞商品以外の応募商品についてもパンフレット形式にまとめ、取り組みを紹介する。
応募商品は、都市との交流に取り組んでいる、あるいはこれから取り組もうとしている農山漁村地域の団体、関係者と、旅行業の資格を持つ事業者の共同提案であることが条件。また来年3月までにモニターツアーを実施予定であり、また次年度以降も継続的に取り組む予定であることが求められる。
企画内容については細かな条件はない。「旅館に滞在してのグリーン・ツーリズムもあっていい。『GT商品』という名前に縛られない、ユニークなプランを期待したい」と同機構の茅原裕昭地域活性化部長は話す。
応募締め切りは9月18日。パンフレット添付の応募用紙もしくはウェブサイト(
http://www.ohrai.jp/)掲載の応募様式を利用のうえ、郵送もしくはeメールで応募する。応募、問い合わせは同機構「ようこそ農村へ」キャンペーン事務局(TEL03・3548・2718、eメール
yokoso@ohrai.jp)。
合わせて同機構は、GT商品コンテストでの商品の公募やモニターツアー実施など、商品化に至るまでの過程を広くPRする「ようこそ農村へキャンペーン」を来年3月まで展開。旅行業界のGT商品の造成、販売意欲を刺激したい考えだ。