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商品・設備 ■第2530号《2009年9月12日(土)発行》  

JTB商事、送客通知端末の販売を開始
 JTB商事はこのほど、鉄道情報システム(JRシステム)が開発した送客通知端末「らく通」の販売を始めた。送客通知端末については、販売代理店としてシーナッツの「TL−リンカーン」の販売に傾注しているが、顧客ニーズの多様化にこたえ、基幹コンピュータシステム(PMS)との連動商品の品ぞろえを強化するため、らく通の取り扱いを決めた。

 らく通は、1台で3館までの予約を管理できる。地域別、旅行会社別の販売状況を分析、集計する機能や客室の予約状況をきめ細かく一元的に管理する機能などを搭載し、使いやすさから好評だ。旅行会社に加えネットエージェントや予約エンジンも一元的に管理できる、インターネット予約サイト一元管理ツール「らくじゃん」との統合版も発売されたばかり。

 JTB商事では、プロップ・システム企画が開発したPMS「インチャージ7」の販売にも力を入れている。インチャージ7がTL−リンカーンや、らく通に連動可能なことから、インチャージ7の導入を検討する旅館・ホテルへの商品対応としても、らく通の取り扱いが欠かせなかったという。

 問い合わせ先は、JTB商事・旅館ホテル販売本部(東京都文京区関口1-44-10、TEL03・3513・3520)。



菊屋、畳リースを全国展開

 菊屋(岡山市)はこのほど、定期的に交換する畳のリースシステム「タタミス」の全国展開をスタートさせた。旅館・ホテルでは、汚れや傷みのある畳の部屋はクレームの原因。畳の交換は、社内稟議、畳屋との交渉など手間が掛かるうえ、交換時期が繁忙期と重なったり、予算が取れなかったりすると先送りとなる。 

 同社は、畳定期交換付リースシステムによってこれらの悩みを解決。料金はリース期間や交換回数、畳数、畳のグレードによって決定する。ほとんどの場合、既存の導入費用より安くなるという。

 畳ごとの交換なので短時間で済み、営業日でも入れ替えが可能。遠隔地でも、畳数の多い施設でも対応する。問い合わせ先は菊屋(TEL086・241・3077、http://www.tatamisu.co.jp/)。



書評「戦国BASARA 武将巡礼」

戦国BASARA 武将巡礼
JTBパブリッシング

 カプコンのゲーム「戦国BASARA」の中で人気のある上位5人の武将をとりあげ、それぞれのゆかりの地を案内するガイドブックの全5冊シリーズ。「歴史に興味を持つ女性『歴女(れきじょ)』に向けた」と発行のJTBパブリッシング。

 5人の武将は、伊達政宗、真田幸村、長曾我部元親、上杉謙信、毛利元就。巻頭で「戦国BASARAその熱き世界観とは」と題し、戦国BASARAでの武将の魅力に触れるとともに、武将の生涯を時系列的にたどって見逃せないスポットを詳しく紹介した。

 伊達政宗編では、出生から家督相続までの歴史を振り返り、その間過ごした米沢城周辺の史跡や見所をピックアップ。

 現地の宿泊施設や交通情報などに加え、旅に欠かせないご当地グルメやみやげの情報も網羅した。「この1冊でゆかりの地の“巡礼”が可能」と同社。

 A5版。定価は税込み1260円。



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