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インバウンド ■第2534号《2009年10月17日(土)発行》  

国際会議開催件数、日本は世界第4位
 日本政府観光局(JNTO)は7日、UIA(国際団体連合)の統計(暫定値)による国際会議の2008年の開催件数で、日本が世界4位に入ったと発表した。日本の開催件数は前年比127件増の575件。順位は前年5位から上昇した。

 JNTOは、「08年後半には世界経済が大きく後退したにもかかわらず、国際会議の開催件数に大きな影響はみられなかった」とし、日本では国際団体が主催する大規模な会議、国内学会が主催する中規模以上の会議が増加したと分析した。

 UIAは07年統計から調査基準を変更している。旧基準に照らし合わせると、08年の日本の開催件数は241件。旧基準で数値目標を定めた観光立国推進基本計画の「2011年までに252件以上(05年比で5割以上増やす)」の達成に近づいてきた。

 世界全体の開催件数は前年比7・4%増の1万1085件。上位国の動向をみると、1位は米国で開催件数は1079件、2位はフランスで797件、ともに順位に変動はなかった。アジア地域では、日本の競合国であるシンガポールが世界3位。前年比171件増の637件に伸ばし、順位を1つ上げた。

 観光立国推進基本計画では、数値目標と同時に「アジア最大の開催国を目指す」としているが、08年のシンガポールとの差は62件。JNTOコンベンション誘致部の小堀守部長は「シンガポールに追いつくのは簡単ではないが、観光庁が7月に策定したMICEアクションプランなどを実行に移し、アジア1位を目指したい」と述べた。



日韓の情報誌が別府温泉の魅力を取材
鉄輪温泉も取材

 国内外の情報誌やタウン誌などが集まる「全国タウン誌・情報誌コミュニケーション別府大会」が7〜9日、大分県別府市を中心に開催された。5コースに分かれ、別府市内と県内観光地を取材。韓国のメディアから15人、国内は旅行情報誌を中心に9人が参加した。

 別府市を巡るコースは、「別府リバイバル旅行〜そうだONSENへ行こう」のフレーズのもと、国際観光温泉文化都市として、国内の温泉湧出量、源泉数1位を誇る別府の温泉を視察した。

 別府市内の明礬温泉では、国の重要無形文化財である茅葺屋根の湯の花小屋を見学。酸性泉の明礬温泉のほか、鉄輪温泉にある入浴施設「ひょうたん温泉」でアルカリ泉に入浴した。別府市では酸性の温泉で体の角質などをすっきり落とすシャンプー効果と、鉄輪温泉などのアルカリ泉で肌を保湿するリンス効果を体感する「機能温泉浴」を取材した。

 別府市のホテルニューツルタでは、「オンパク」の体験メニューとして知られようになった別府の天然温泉泥を使用する「温泉泥ファンゴエステ」を見学。温泉を活用し、施術レベルの高さや効果について説明を受けた。 

 また、まち歩き観光では、別府駅周辺の繁華街の路地裏と竹瓦温泉周辺を歩く「竹瓦ゆうぐれ散策」、まちなみ整備が進んだ鉄輪温泉の「鉄輪まち歩き」を取材した。他にも別府温泉で、B級グルメとして脚光浴び始めた、ご当地の料理「別府冷麺」を味わった。



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