全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)が今年度厚生委員会事業として作成を進めていた旅館・ホテル新型インフルエンザ対応マニュアルがこのほど完成した。都道府県旅館組合を通して全国約1万8千軒の組合員に配布した。
タイトルは「ここまでやろう 新型インフルエンザ予防・対策」。A4判12ページで、内容は季節性インフルエンザとの違い、症状など新型インフルエンザの基礎知識に始まり、手指消毒、うがい、咳エチケットなど旅館・ホテル従業員の衛生対策、宿泊客で発熱などの症状が出た場合の旅館側の取るべき行動などを具体的に示している。
さらに、宿泊客へ感染予防対策の実施を呼び掛ける文書例や、宿泊客向けの健康チェックシート例、新型インフルエンザ関連の情報収集窓口一覧、衛生対策商品なども紹介している。
全旅連では、マニュアルの追加注文を送料込みで、1冊100円で受け付ける。注文は10冊以上が条件。問い合わせ、申し込みは全旅連事務局(TEL03・3263・4428)。