世界最大の旅行クチコミサイト・トリップアドバイザーの日本法人「トリップアドバイザー」(東京都渋谷区、山本考伸代表取締役)は来年1月4日から、各宿泊施設のクチコミページの上部にその施設の連絡先を掲載する広告サービス「ビジネスリスティング」を始める。施設の広告を15カ国で展開する同社サイトに掲載することでサイト利用者と宿泊施設を直接結ぶ予約導線を作り、誘客に利用してもらいたい考えだ。
掲載するのは、施設のウェブサイトURLと電話番号、Eメールアドレス。広告は世界15カ国で展開するトリップアドバイザーの全サイトに掲載されるため、「サイトを訪れる月間2500万人以上の世界中の人に直接情報を提供できる」と同社。
山本代表取締役は「欧米からの訪日観光客の6割以上が個人旅行で、その7割がインターネットで宿泊予約をしていると言われている。個人訪日客の伸びが期待されるなか、ビジネスリスティングは強力な誘客ツールとなるはず」と強調する。
広告価格は客室数に応じ、毎月8千〜15万円。例えば客室数が51〜100室の宿泊施設の場合、毎月の掲載料は1万5千円の設定。
来年1月31日までに申し込みがあった場合には、早期申し込み割引を適用し、初年度の年間掲載料金を半額にする。
申し込みは、各宿泊施設のクチコミページ下のオーナー管理ページもしくは
www.tripadvisor.jp/businesslistingsから受け付ける。
トリップアドバイザーは00年2月に創設され、現在約3千万軒のクチコミや旅行情報を掲載している。08年10月から日本語サービスを始めた。