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トラベル ■第2558号《2010年4月17日(土)発行》  

JR東などが日光キャンペーン開始
 JR東日本大宮支社は東武鉄道、栃木県日光市、日光地区観光協会連合会と協力し、「それぞれの日光 ときめきの旅」をテーマに、大型観光キャンペーンを始めた。9月末までの間、日光山内や鬼怒川、湯西川などエリアごとに期間限定のイベントや「学び・体験」メニューを用意、誘客を図る。

 16日、日光に春を告げる「日光弥生祭」に合わせ、JR日光駅でオープニングセレモニーが行われた。

 キャンペーン期間中、日光を知り尽くした専門家や知識人などを講師に招き「日光学講座」を開く。歴史や食、自然などテーマはさまざま。例えば、6月19日には金谷ホテル社長の秋山剛康氏が「リゾートホテルと日光史」と題し、講演する。講座は予約不要で、参加費も無料。

 通常見られない像や場所も特別公開する。日光東照宮には本社の建て替えや修理の際、一時的に神霊を移す仮殿の社殿が常備の建物としてあるが、今回、この御仮殿の特別公開と、御本社内の「将軍着座の間」の特別祈祷を組み込んだ周遊バス「びゅうばす世界遺産号」を運行する。

 大正天皇の御静養施設、田母沢御用邸にあり、非公開の皇后御学問所も見学できるようにした(5月9日まで)。

 日光東照宮春季例大祭や平家大祭、龍王祭など多彩なイベントも開く。また、日光エリアは外国人観光客にも人気だが、期間中、鉄道を利用した外国人向けクーポンブックの作成に加え、JR日光駅で外国語ボランティアによる観光案内なども行い、日光ファンを増やす計画だ。

 このほか、日光市全域を対象に、携帯電話によるスタンプラリーを実施する。



KNT、切手販売サイトを開設
サイトのトップ画面

 近畿日本ツーリスト(KNT)は12日、同社サイト内にオリジナルフレーム切手を販売する専用ウェブサイトを開設した。同社では昨年7月の皆既日食に合わせて日食観測専用グラス付きのフレーム切手を販売したのを皮切りに、イベントや注目の人物にスポットを当てたオリジナルフレーム切手を複数種類、企画、販売しており、同社が手がける旅行業以外の新しいビジネスとして育成していきたい考えだ。

 同社は今年1月8日にゴルフ関連サイトなどを運営する「ゴーゴル」と共同で「石川遼 最年少賞金王 祈念プレミアムフレーム切手セット」を企画し、全国の郵便局とゴーゴルのサイト上で販売。販売終了後も多くの問い合わせがあるなど、大きな反響があったことから、石川遼選手のオリジナル切手の直接販売を始めることとなった。

 大手販売専用サイト「Knt!切手ショップ」(http://www.knt.co.jp/shop/kitte)では、石川選手の切手のほか、「六代目三遊亭円楽襲名記念プレミアム切手シートブック」「チーム青森・クリスタルジャパン公認 切手シートプレミアムブック2010」も販売。今後もラインアップを増やす予定だ。



ANTA、青森で国内観光活性化フォーラム
1300人が参加したフォーラム

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は8日、着地型旅行の推進を通じて国内旅行の活性化につなげるための第7回「国内観光活性化フォーラム」を青森市で開催した。共催は全旅など。全国の会員旅行会社に加え、地元から一般の参加もあり、約1300人を集め活況を呈した。

 観光庁観光地域振興部長の田端浩氏による基調講演「国内観光旅行の促進について」に続くパネルディスカッションでは、弘前観光コンベンション協会専務理事の今井二三夫、長浜市産業経済部観光振興課副参事の北川賀寿男、飯山市観光協会主任の小泉大輔、全旅社長の池田孝昭の4氏が「売れる着地型旅行商品(地旅)づくりに向けた課題」を議論。地域住民や行政との連携の必要性などが指摘された。

 地旅大賞の表彰式も行われ、大賞に決まった「こころの故郷水辺、海辺の原風景を船とローカル電車で旅をする」(千葉県香取市ほか)の造成者、エアポートトラベルに表彰状が贈られた。優秀賞には三陸鉄道の「いわて北さんりく 暮らしと文化を訪ねて」(岩手県三陸海岸北部)、愛宕商事の「燕市産業観光」(新潟県燕市)、高岡トラベルサービスの「清流『庄川』を陸路で下りながら流域の町村をのんびり訪ねる旅」(富山県高岡市ほか)の3作品が選ばれている。

 来年は4月に富山市で開かれる。



JTBキャンペーンでゆるキャラが集合

 JTBが実施する国内旅行キャンペーン「日本の旬」で、10年度上期(4〜9月)は関西を対象地域としている。8日には埼玉県越谷市のイオンレイクタウンで、「せんとくん」(奈良)や「ひこにゃん」(滋賀)など関西のご当地キャラクターが登場するイベント「関西ゆるきゃら大集合」を開催=写真。4月に就任したJTB西日本の日比野健社長も陣頭に立つなどして、キャンペーンでの首都圏からの誘客に弾みをつけた。


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