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　日立ビジネスソリューションは、汎用知的音声合成システム「ボイスソムリエ　ネオ」を10月8日から発売する。日立製作所中央研究所が開発した新方式の高品位知的音声合成技術を採用し、自然で滑らかな聞きやすい音声の再現に成功した。また、使い勝手の良さも特徴という。

　観光地の観光案内や街角の情報端末の音声サービスなどの使用を想定するほか、最近、観光施設などで導入が進んでいる「デジタルサイネージ（電子看板）の音声ガイドにも使える」と同社。

　漢字かな混じりのテキスト文章を入力するだけで、音声合成によるアナウンスやナレーションを簡単に作れる。また、音声合成技術の大幅な向上により、聞き取りにくい部分など再調整が必要な個所を低減。調整作業の手間を減らす。

　音声の種類は、女性2種類（やや高めの落ちついた声、落ちついた声）と男性2種類（やや高めの明るい声、落ちついた声）の合計4種類があるが、自分の好みに合った音声に調整が可能。アクセントやイントネーション、音の高低や長さなどを容易に調整できる機能を備えた。

　マイクロソフトの「オフィス・パワーポイント」のメニューにも追加が可能。ノート部分にテキストを入力するだけでナレーション付きのスライドが自動で作成できる。

　近年、音声合成技術は身近で活用され、生活環境でのさまざまなシーンや用途での利用が進んでいるという。そうしたなかで同社は、ボイスソムリエ　ネオを戦略商品と位置付け、今後1年間で1億円の販売を目標に掲げている。

　この件についての問い合わせ先は、日立ビジネスソリューション営業企画本部（TEL045・224・6754）

　昭文社の子会社、キャンバスマップルは9月7日、同社のカーナビアプリケーション「マップルナビ3」をトライウインのカーナビゲーションに提供すると発表した。マップル3が搭載されたトライウイン社製カーナビは、今年の冬に発売される。

　今回のモデルは、高精細5インチWVGAパネルを採用した。「地図や写真も滑らかに、かつ美しく表現する」（同社）。ワンセグにも対応する。

　マップルナビは、「旅やドライブをもっと楽しくする」をコンセプトに開発された。昭文社の地図情報や観光ガイド情報をふんだんに活用した持ち運び可能な簡易型カーナビ向けソフトで、マップルナビ3はその最新版にあたる。

　業界初の観光地検索機能を搭載した。例えば、「伊豆」や「箱根」といった観光ガイドブックから観光スポットを選ぶのと同じような感覚で、観光地別に行きたいスポットを検索できる。

　観光エリアの詳しい情報は、画像付きで紹介。旅行前に行きたいエリアの歴史や見どころなども調べられる。

　浜松であれば「うなぎ」、盛岡であれば「冷麺」というように、各観光エリアの「ご当地グルメ」はもちろん、「まっぷるマガジン」選りすぐりのご当地グルメが食べられる店も一覧リストで表示してくれる。

　土産物選びも迷わない。旅行先から「さあ家に帰ろう」と「自宅へ戻る」ボタンを押せば、旅の思い出に合う土産物を提案する。土産を買い忘れる心配もないという。

　この件についての問い合わせ先は、キャンバスマップル営業部（TEL03・5847・0890）。

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