総務省はこのほど、サービス産業動向調査の今年4〜6月期分(速報)の結果を公表した。それによると、同期のサービス産業全体の売上高は68兆9861億円で、前年同期比2.6%減少した。産業別では、宿泊業が1兆4340億円で、同1.2%増加した。
売上高を9つの産業大分類別にみると、運輸業・郵便業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)の3業種が前年同期比増加。宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業など6業種が同減少した。
宿泊業・飲食サービス業は5兆4430億円で、同2.8%減少した。このうち宿泊業は同1.2%増加したが、飲食店が同5.2%減少した。
生活関連サービス業・娯楽業は9兆6543億円で、同7.6%減少した。このうち娯楽業は6兆4029億円で、同0.7%減少した。
運輸業・郵便業は11兆4392億円で、同2.7%増加した。このうち鉄道業は1兆180億円で、同11.6%減少。道路旅客運送業は7449億円で、同2.2%増加した。
前年比3.1%減少 宿泊は3.4%増加
6月単月の売上
6月単月のサービス産業全体の売上高は23兆4463億円で、前年同月比3.1%減少した。このうち宿泊業は4527億円で、同3.4%増加した。
9つの産業大分類別では、運輸業・郵便業、サービス業(他に分類されないもの)、医療・福祉の3業種が前年同月比増加。その他6業種が同減少した。
宿泊業・飲食サービス業は1兆7339億円で、同4.6%減少。宿泊業が同3.4%増加したが、飲食業が同7.1%減少した。
生活関連サービス業・娯楽業は3兆1842億円で、同5.7%減少。このうち娯楽業が2兆736億円で、同7.4%減少した。運輸業・郵便業は3兆9138億円で、同4.2%増と、9つの産業大分類別で最も大きく伸びた。