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旅館・ホテル ■第2579号《2010年9月25日(土)発行》  

「日本文化遺産を守る会」が発足
 有形登録文化財の指定を受けた建造物や、これに匹敵する建造物を所有する全国の旅館・ホテル27軒は9日、「日本文化遺産を守る会」を創立した。会員同士が連携して個々の施設が抱える維持管理の悩みや施設の活用方法の共有や、保護保全にかかわる官公庁に対する働きかけなどを行うとともに、世界に誇れる日本の文化遺産としての価値を国民にアピールし、社会を挙げた保護保全への機運向上につなげたい考えだ。

 9日、群馬県の法師温泉長寿館で創立会議を開き、定款、初年度の役員などを決議した。設立会議開催時点では、庄屋屋敷を利用した宿として名高い新潟・高島屋や、クラシックホテルとして知られる長野・万平ホテルなど27軒の旅館・ホテルが参加意思を表明。青森・酸ケ湯温泉など複数施設も加入を予定する。

 会長には、佐藤好億氏(朝日旅行協力会会長、福島・大丸あすなろ荘)が就任。名誉会長には岡本博行氏(奈良・菊水楼)、副会長には村上昇男(静岡・落合楼村上)、飯島雅弘(長野・旅館花屋)、岡村建(群馬・法師温泉長寿館)の各氏が就いた。また会員資格を朝日旅行との観光旅行券契約を結ぶ施設としたことから、池田浩・朝日旅行常務も理事に名を連ねた。

 具体的な活動としては、有形無形を問わず文化財の保護と保全、後世への継承のための勉強会や、文化的な旅の創造のための勉強会を開催し、会員同士の情報交換と連携を図っていくほか、朝日旅行と協働して、旅行商品の開発や共同宣伝を展開する。また会員の実態把握のための宿情報の調査、収集や、予約機能を持った会の公式ホームページの構築なども今後検討したい考えだ。

 同会事務局によると、96年に文化財登録制度が導入されて以降、登録有形文化財、近代化産業遺産に登録されている建造物は約8千軒あり、このうち旅館・ホテル、飲食業を営む建造物は80軒超。文化財としての制約を嫌って登録を受けていない施設などもあり、文化財に匹敵する文化遺産を持つ旅館・ホテルはさらに多くあるという。

 佐藤会長は「文化的な価値を持つ旅館・ホテルは数多くあるが、横の連携を取り合うのは初めて。歴史ある多くの施設が会の設立の趣旨に賛同してくれたのはありがたい。後世に残すべき施設や文化の価値向上に、連帯感を持って取り組みたい」と意欲を語った。

 日本文化遺産を守る会の発起人は以下の通り(敬称略)。

 佐藤好億▽岡本博行▽佐藤和志(秋田・鶴の湯温泉)▽小山田明(秋田・樅峰苑)▽小杉和雄(栃木・日光金谷ホテル)▽宮山逸郎(神奈川・富士屋ホテル)▽村上昇男▽岡村興太郎(法師温泉長寿館)▽島田美智子(新潟・松之山温泉凌雲閣)▽飯島雅弘▽井沢啓(朝日旅行)




全旅連青年部長に土佐御苑の横山氏
開票後に手を取り合う横山氏(写真中央)、森氏(同右)、井上部長

 全国旅館生活衛生同業組合連合会青年部(井上善博部長)は14日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で臨時総会を開き、青年部発足(1969年)以来、初めてとなる選挙戦の投票の結果、次期部長に横山広大氏(高知県、土佐御苑)を選出した。次期部長には横山氏と森晃氏(長野県、旅館さかや)の2人が立候補していたが、横山氏が「利他精神」をモットーに「夢のある旅館業界づくり」に向けた事業の推進を訴えて当選を決めた。任期は2011年度から2カ年、来年4月の定時総会で新体制を発足させる。

 次期部長選挙では、両候補者がインターネットなどを通じて所信を表明し支持を訴えた。臨時総会では都道府県部長による無記名投票が実施され、横山氏が25票を獲得、森氏の21票を上回った。無効票は1票だった。

 次期部長に選ばれた横山氏は、投票前の最後の演説で「誰かのため、何かのために行動を起こす『利他精神』で最善を尽くす。旅館業界の疲弊をそのままにせず、もう一度たくさんの夢を旅館業に打ち出し、その実現に取り組みたい」と語りかけた。具体策には(1)夢を語り、実現に取り組むDREAM・RYOKAN・PROJECT(ドリーム・リョカン・プロジェクト)の推進(2)日本学生観光連盟との連携を通じた旅館の魅力発信や次世代の人材育成(3)時代に即した積極的な政治活動──などを掲げた。

 一方の森氏は、宿泊需要の拡大に向けた取り組みの必要性を強調。休暇制度の問題を含めて旅行環境の整備などの観光政策論を展開し、「私たちがアイデアを提示する側にまわらなければ、観光の現状は変わらない。自ら観光の将来にビジョンを描こう」と訴えたが、わずかに及ばなかった。

 初の選挙戦で得票数も僅差だったが、開票後には現職の井上部長を含めた3人で手を取り合い、今後も一致団結して旅館振興に取り組む決意を確認し合った。当選を決めてあいさつした横山氏は「選挙になったことで自分の考えをより明確にでき、森候補には感謝している。責任を持って次期部長を務めたい」と語った。



近旅連女性文化講座、鳥越氏が講演
講演する鳥越氏

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連、西野目信雄会長)は14、15の両日、東京都千代田区のメトロポリタンエドモントで、会員施設の女将や女性経営者を対象とした研修会「女性文化講座」を開いた。今回はジャーナリストの鳥越俊太郎氏の講演会のほか、中国人へのもてなしをテーマにしたパネルディスカッションなどを実施。全国から参加した40人超の女将らは、体験を交えた多彩な講座を楽しみながら学んだ。

 このうち2日目の講演では、鳥越氏が、自称する「ニュースの職人」という肩書の由来などを軽妙な語り口で紹介しながら、仕事での「即興性」の重要性について語った。鳥越氏は、職人について「経験に裏打ちされた技、仕事を臨機応変にできるだけでなく、高い水準の商品を提供できる存在」と定義した上で、情報をニュースという商品にする自身の仕事や、経験に基づきその場に合ったもてなしを行う女将さんの仕事を、同じ「職人の技」と指摘。「記者も女将さんも人に会って話をする、聞くのが仕事。相手の顔を見て、その場その場で対応できる即興性が重要だ」と語り、マニュアルやルール通りではいい仕事はできないと、自身の取材経験を交えながら語った。

 女性文化講座は41回目。今年は初日に中国をテーマに、坂本一敏・中国麺類文化研究所所長の講演やパネルディスカッションを実施。2日目には、家庭や職場で使える心理学知識やファッションについての参加型講座を行った。




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