「みんなも押上・業平橋に来てね」──。建設中の東京スカイツリー(東京都墨田区)の公式キャラクターとして10月28日にデビューした「ソラカラちゃん」が15日、東京スカイツリーのお膝元、東京都墨田区の押上天祖神社で、地元で人気のご当地キャラクター「おしなりくん」と初対面を果たした。2人は初対面にもかかわらず一緒に「だるまさんが転んだ」をして遊ぶなど、すっかり打ち解けた様子。今後はPRイベントに一緒に登場するなどして、協力してスカイツリーや地元の情報発信を行っていく予定だ。(
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おしなりくんは、地域を活性化しようと地元5商店会を中心に結成した「押上・業平橋地区活性化協議会」が昨年8月に決めたキャラクター。地元の地名の由来となっている平安時代の歌人、在原業平をモチーフにした姿とタワーをイメージした烏帽子が特徴で、地元で観光情報なども提供している休憩所「お休み処 おしなりくんの家」を拠点に活躍している。
押上天祖神社は牛島神社(東京・向島)の末社で、子ども達の遊び場所ともなっている地域に密着した神社。建設中の東京スカイツリーを見上げるような場所にある。
スカイツリー近くの商店街でおしなりくんに出会ったソラカラちゃんが、おしなりくんの遊び場所である天祖神社に連れてきてもらったという設定で同神社に登場した2人は、おしなりくんがソラカラちゃんを持参のカメラで撮影したり、ソラカラちゃんがおしなりくんに自分の望遠鏡を貸してあげたりして仲の良さをアピール。
また趣味は和歌を詠むことというおしなりくんは、2人の出会いを記念して「押上と業平むすぶこの街に 空から降りしソラカラちゃん」の和歌を披露し、ソラカラちゃんに贈っていた。
押上・業平橋地区活性化協議会の金澤武市会長は、「これをきっかけに押上天祖神社に、参拝がてらぜひ足を運んでほしい。2人の出会いが地域活性化につながれば」と語った。