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商品・設備 ■第2586号《2010年11月20日(土)発行》  

国際交流サービス協会の外客受け入れ教材が好評

 国際交流サービス協会が9月に発売した外国人客の受け入れ教材「これなら使える 外国人旅行者 実践おもてなし完全パック旅館・ホテル編」が好評だ。

 同協会の外客受け入れ40年のノウハウと、旅館・ホテルの現場の声をもとに実践的な内容にまとめた。「従来、いろいろな組織がばらばらに提供してきた」(同協会)というおもてなしのノウハウを、この1セットですべてが分かるようにした。

 集客の仕方や予約対応、そして、受け入れ後の接遇のポイントまでが簡単に理解できる。接客対象は、訪日外国人旅行者の7割を占める個人旅行者(FIT)を中心とした。

 インバウンド初心者のために制作された付属のDVD「かんたんスタートムービー」は、外国人の受け入れ時に起きる状況を予約から送り出しまで映像化。たどたどしい英語でも教材付属の書式集とおもてなしの心さえあれば、スムーズな対応ができるという。「外国人受け入れの心配を解消してくれた」「これなら今日から始められそう」などの声が寄せられている。

 同協会では、この教材に対応したホームページ(HP)「インバウンド カフェ」も立ち上げた。教材購入者は会員登録してから1年間、無料でサポートを受けられる。

 「教材は旅館・ホテルへのアンケートや聞き取り調査で分かった現場のニーズをベースに制作した。今後は、会員からの要望をもとに、HP上でさらに実践的なノウハウを公開したい」と同協会では意気込む。教材をもとにした実践的なセミナーも各地で行う。

 この件についての問い合わせ先は、国際交流サービス協会・インバウンドサポートチーム(TEL03・3580・0072)。




新日本コンピューターの宿泊施設専用システム導入で効果
 福岡県二日市温泉の大丸別荘は、福岡の中心部から電車で15分。太宰府天満宮と九州国立博物館に近い、同温泉随一の名門旅館だ。

 「セールスポイントは一におもてなしの心、二に温泉。今から1350年前の万葉時代から湧いている名湯」と同館総務課長の薄(すすき)恵一さん。男女ともに100坪、風呂底に玉石を沈めた岩風呂式の大浴場は3500坪の日本庭園の木々に囲まれ、街中にありながら深山の秘湯を思わせる。

 同館では今年9月から新日本コンピュータサービスのコンピューターシステム「フロントシステムVシリーズ」を導入、フロント会計、予約管理、顧客管理の各システムで、サービスの向上と業務の効率化に成果を上げている。

 同社のシステムを採用した理由の一番は使い勝手のよさ。数社のシステムをデモで比べたところ、「見やすく、初心者でもすぐに扱えそうだと感じた」ことが決め手になった。

 また、オプションのCTIシステムも「素晴らしいシステム」と高く評価している。CTIは、顧客から宿泊の予約や、予約の変更などの電話を受けた際に、当該客の過去の宿泊履歴や現在の予約状況が即時にコンピューター画面で確認できるシステム。素早く的確な電話応対を実現し、印象度アップに貢献する。

 名門旅館が最新鋭のシステムを活用し、顧客からの信頼を確かなものにしている。

 この件についての問い合わせ先は、新日本コンピュータサービス(TEL028・660・1160)。



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