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　ジャパンタタミエンタープライズ（東京都大田区）は、洗える畳「優洗」を発売した。従来の樹脂製の畳表に比べ、耐久性に優れる。さらに安全面にも配慮した。

　高耐光のポリプロピレン樹脂の採用で、変色の度合いが少ない。「長期間使用してもほとんど気が付かない」と同社。耐摩耗性も特徴で、長期間の使用やテーブル移動、車いす使用にも耐える。「耐毛羽立ち性に優れている」という。

　はっ水効果が高く、水拭きが可能。コーヒーやしょう油をこぼしても、すぐに拭き取れば簡単に落ちる。

　低吸水性で、水が染み込まない。水洗いブラッシングが可能で、畳の目詰まりの汚れも簡単に取れる。さらに、洗浄機の使用も可能だ。

　「数年ごとのメンテナンスで長く、かつ美しく使える」と同社ではアピールする。

　素材にシックハウス症候群の原因となる有害物質や健康に害のあるものは使っていないので安心して使える。水分、湿気に強く、ダニの発生源となる栄養素を含まないのでダニの発生もない。カビの発生を防ぐ効果も期待できるという。

　天然のい草は、独特の風合いや香りがあるが、色が焼けたり、水分に弱く、汚れがシミになってしまうという弱点も指摘される。宴会場などでは、樹脂製の畳表を使用する施設が多いとされるなか、同社では「優洗は、天然い草や他社製品では実現できない優れた特徴がある。畳の表替え、また、新規の入れ替えにも対応可能なので、ぜひ、問い合わせてほしい」と話す。

　問い合わせ先は、ジャパンタタミエンタープライズ（TEL0120・4153・76）。

　体験型観光、観光まちづくり、着地型観光といった新しい観光が注目されている。だが、地域活性化手段として全国に広がってきてはいるが、受け入れ態勢作りが面倒、収益性が低い、集客が難しい、などの点からその取り組みが思うように進んでいない地域も多い。

　新しい観光の姿を総体的に明らかにしようとするのが本書だ。戸惑う地域が求めている「地域づくりの技術」と「集客の技術」を詳しく説明した。

　その前段では、新しい観光の全体像と進むべき道、従来の観光とは異なる目的と意味、すなわち新しい観光の考え方を示す。著者が「理念」と言い表すこの考え方を地域が持つことが必要で、「理念なくして、観光の戦略的な振興もありえないし、持続的な集客もない」と言い切る。

　著者の大澤健氏は和歌山大学経済学部准教授で経済学の博士。和歌山県を中心として、観光による地域活性化について研究を行う。本紙コラム「地域を興す担い手づくり最前線」も執筆中。

　発行は角川学芸出版。定価は1500円（税別）。

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