総務省がこのほど公表したサービス産業動向調査の今年9月分(速報)によると、同月のサービス産業全体の売上高は24兆3829億円で、前年同月比2.4%減少した。このうち宿泊業は4890億円で、同4.9%減少した。
9つの大分類産業別では、宿泊業・飲食サービス業、情報通信業など7業種が前年同月比減少。運輸業・郵便業と医療・福祉の2業種が同増加した。宿泊業・飲食サービス業は1兆7776億円で、同7.3%減少。不動産業・物品賃貸業のマイナス9.4%に次ぐ減少率だった。
サービス産業全体の従事者数は2618万5千人で、同1.5%減少。このうち宿泊業は86万人で、同1.7%減少。
9つの大分類産業別では、宿泊業・飲食サービス業が494万4千人で、同1.8%減少。
1事業所当たりの月間売上高は、サービス産業全体が869万円。宿泊業が768万円。
1従事者当たりの月間売上高は、サービス産業全体が93万円。宿泊業が57万円。
7〜9月期も減少
7〜9月期の売上高は、サービス産業全体は71兆2023億円で、前年同期比3.5%減少した。このうち宿泊業・飲食サービス業は5兆6813億円で、同6.4%減少した。
従事者数(四半期平均)は、サービス産業全体が2618万9千人で、前年同期比1.7%減少。宿泊業・飲食サービス業が495万1千人で、同2.1%減少。