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地域観光 ■第2591号《2011年1月1日(土)発行》
ほんもの体験フォーラム、徳島で3月18日から
事例発表や意見交換を通じて体験型観光のあり方を考える「全国ほんもの体験フォーラム・イン・徳島」が3月18〜20日の3日間、徳島県徳島市などで開かれる。「ほんもの体験が日本の未来を拓く」をテーマにしたパネルディスカッションのほか、課題別の研究分科会、徳島県内で実施されているプログラムの体験ツアーなどがある。
04年の長野県・飯田大会を皮切りに毎年開催。徳島大会で8回目を迎える。地元自治体や関係機関でつくる実行委員会が主催、全国ほんもの体験推進連絡協議会(通称・全国ほんもの体験ネットワーク)が共催する。
18日、徳島市のアスティとくしまで開かれる全体フォーラムでは、盲目の歌手、ピアニストで、人権、平和などをテーマにしたコンサートなどで活躍する徳島県出身の北田康広さんが講演する。
全体フォーラムのパネルディスカッションは、コーディネーターが体験教育企画代表の藤澤安良氏。パネラーは、山本精五(全国修学旅行研究協会本部事務局長)、清水伸一(日本旅行西日本営業本部営業推進本部担当部長)、加蘭明宏(ニライカナイ代表取締役、沖縄県体験型観光推進協議会理事兼事務局長)、高橋充(南信州観光公社社長)、筒井雅浩(まつうら党交流公社統括マネージャー)、刀根浩志(観光ビジネス総研代表、和歌山ほんまもん体験倶楽部事務局長)、西沢猛(南阿波よくばり体験推進協議会事務局長・牟岐町産業建設課課長補佐)の7氏。
19日の課題別の研究分科会は、美馬市、東みよし町、三好市、美波町、牟岐町、海陽町の6会場で。19日午後からは体験ツアーを実施する。
問い合わせは、実行委員会事務局(徳島県観光企画課内、TEL088・621・2340)まで。
じゃらん人気温泉地調査、箱根が5年連続1位
リクルート・旅行カンパニー内の研究・調査機関「じゃらんリサーチセンター」(JRC、沢登次彦センター長)は12月14日、リクルート運営の総合宿泊予約サイト「じゃらんネット」の予約者を対象に行った、温泉地利用に関するアンケート調査の結果を発表した。「これまでに行ったことがあるうち、もう一度行ってみたい温泉地」の第1位は、同調査開始以来5年連続で箱根温泉(神奈川)だった。交通の便の良さや自然に囲まれた環境などで支持を集めた。
もう一度行ってみたい温泉地の2、3位にはそれぞれ昨年と同様に由布院温泉(大分)、草津温泉(群馬)がランクインした。20位以内を見ると、乳頭温泉郷・田沢湖温泉(秋田)が4つ順位を上げ11位となったほか、層雲峡温泉(北海道)が9つ順位を上げて19位に。このほか道後(愛媛)、下呂(岐阜)、城崎(兵庫)などが順を上げた。
上位6位までの温泉地を支持する理由として、いずれも多かったのは「街の雰囲気が好きだから」「温泉の効能や泉質が気に入っているから」。特に1位の箱根は、回答者の約4割が関東・甲信越の居住者であることもあってか、「手ごろな料金で行けるから」「交通の便が良いから」などの支持も集めた。
同調査ではこのほか、まだ行ったことはないが一度は行ってみたい温泉地を聞いた「全国あこがれ温泉地ランキング」、過去1年間に行ったことがある温泉地のうち、満足した温泉地を聞いた「全国満足度ランキング」も実施。あこがれ温泉地は、1位が由布院温泉、2位が草津温泉、3位が登別温泉(北海道)。満足度ランキングのうち来訪者30人以上の温泉地を対象にした「一般温泉地部門」は、1位が野沢温泉(長野)、2位が奥飛騨温泉郷(岐阜)、3位が南阿蘇温泉郷(熊本)、30人以下の温泉地を対象にした「秘湯部門」は、1位が小田・田の原・満願寺温泉(熊本)、2位が下風呂・薬研温泉(青森)、3位が白金温泉(北海道)だった。
調査はインターネットで10年9月1〜20日に実施。3605人から回答を得た。
和歌山県、首都圏からの集客増へキャンペーン
和歌山県と和歌山県観光連盟は1月14〜31日、首都圏からの集客拡大に向けて、「そろそろ和歌山に行ってみようキャンペーン」を展開する。旅行会社の協力を得て各社の旅行商品を紹介したポスターをJR山手線の1編成(11車両)に掲出して運行させるなどのプロモーションを行う。
JR山手線へのポスター掲出は、JTB、KNT、クラブツーリズム、阪急交通社、JALツアーズ、南海国際旅行の6社の協力を得て実施する。掲出期間は1月16日から31日まで。
キャンペーンのオープニングとして1月14日には東京・六本木で和歌山の魅力を旅行会社の担当者やマスコミに紹介するイベントを開催する。
1月25〜28日には、和歌山を知ってもらう公開講座「和歌山てらこや」を東京・八重洲ブックセンターで開く。
この他にも期間中には、新宿伊勢丹で1月26〜31日に開催される和歌山フェアなど、和歌山関連イベントが東京都内で多数実施される。
滋賀県、「江」の舞台をPR
NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」をPRする滋賀県推進協議会のキャラバン隊が12月14日、大阪市の観光経済新聞社関西支社を訪れ、ドラマとともに、舞台である滋賀県の観光の魅力をアピールした=写真。
同協議会は大河ドラマに合わせて結成された官民一体の協議会。浅井三姉妹をモチーフにした着ぐるみを製作。来年3月末まで、全国都道府県をラッピングカーで回り、宣伝活動を行う。
1月15日〜12月4日の期間、滋賀県の長浜市一帯で開かれる「江・浅井三姉妹博覧会」をPR。同博覧会では、「浅井・江のドラマ館」「小谷・江のふるさと館」「長浜黒壁・歴史ドラマ50作館」の3つのパビリオンが開館する。
これに先立つ12月25日には「長浜黒壁・歴史ドラマ50作館」が先行オープンする。
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