観光庁は、中国人観光客に対する接遇や中国語会話の基礎を観光事業者などに学んでもらう研修会を全国で開く。13日の神奈川・小田原会場を皮切りにスタート、3月までに50カ所で実施する。映像を活用した学習など趣向をこらした内容となっている。
研修の名称は「明日から使える 中国人観光客との実践コミュニケーション研修」。国の経済対策予算を活用しており、観光事業者だけでなく、観光業界での活躍を目指す求職者も受講できる。参加費は無料。各会場の定員は100人。事業の運営はリクルート旅行カンパニーが担当している。
すでに13日に小田原、14日に東京・新宿、17日に茨城・鹿嶋で実施した。宿泊業や旅行業、小売業などの担当者、求職者らが参加した。研修は講義だけではなく、宿泊施設での接客場面を題材にした映像を用いた学習などもあり、分かりやすく学べる内容となっている。修了者には名刺サイズの中国語あいさつカードやA4サイズの指差し会話シートもプレンゼントする。
講義後には、中国語での各種パンフレットや宿の館内案内図の作成などについて個別相談会も実施する。
開催会場や日時、参加希望はウェブサイト(
http://jrc.jalan.net/jrc/cal08.html)まで。