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インバウンド ■第2599号《2011年3月5日(土)発行》  

中国人旅行者、4カ月ぶりにプラス

 中国からの1月の訪日旅行者数が4カ月ぶりに前年同月の実績に対してプラスに転じた。日本政府観光局(JNTO)が2月24日に発表した推計値で分かった。昨年9月に起きた尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の影響を受けて10月からマイナスで推移してきたが、一定の回復がみられた。ただ、伸び率は小幅で2月の動向にも注視する必要がある。

 1月の中国人旅行者数は前年同月比7.8%増の9万9300人。1月としては09年の11万262人に次ぐ過去2番目の実績となった。

 事件後の前年同月比の推移は10月が1.9%減、11月が15.9%減、12月が3.1%減。一時、中国の旅行会社が訪日ツアーの募集広告を自粛するなどした影響で、国慶節休暇(10月1〜7日)後の観光客やインセンティブ旅行が落ち込んだ。

 事件に伴う旅行者の減少についてJNTOは、「11月で底を打ち、その後は増加基調に転じている」としながらも、事件前の増加幅の水準には戻っていないと指摘した。昨年2〜9月は毎月が2ケタ以上の伸びを示し、単月では過去最高を記録し続けていた。

 観光庁の溝畑宏長官は、2月25日の記者会見で「事件の影響が薄らいできたとの印象を受ける」と述べたが、「2月の結果も見た上で判断する必要がある」との考えを示した。慎重な見方をするのは、年間最大の旅行シーズン、旧正月の休暇が今年は2月2〜8日で、一部の訪日旅行が1月末に始まっており、旅行需要が月をまたぎ分散した可能性があるため。

 観光庁では、中国からの訪日旅行需要の回復に向けたプロモーションを強化。桜をテーマとした訪日ツアーが中国人観光客に人気であることから、開花シーズンの誘客などに力を入れている。

1月の外客数は過去最高71万人
 1月の訪日外客数は、前年同月比11.6%増の71万4400人となった。1月の実績としては過去最高。市場別では韓国、香港が2ケタの伸びだったほか、豪州とタイが過去最高を記録した。

 韓国は15.7%増の26万8400人で、1月としては08年の27万1583人に次ぐ。羽田空港の国際化に伴う羽田〜金浦(ソウル)の増便を含め、日韓間の航空便が昨年3月以降増加しているほか、ビジット・ジャパン事業の広告展開も奏功しているとみられる。

 台湾は8.1%増の9万7100人。1月としては過去3番目の実績。1月〜2月中旬には「スキー客1千人以上が富山空港へのチャーター便を利用し、長野県各地を訪問した」(JNTO)。ただ、日本向けのチャーター便の機材繰りは、中国向けに多く割かれている影響で厳しい状況だという。

 香港は12.7%増の3万4400人となり、4カ月ぶりに前年同月比でプラスに転じた。

 過去最高を記録したのは豪州とタイ。豪州は14.1%増の3万700人。北海道や東北、長野、新潟などのスキー場を訪れる旅行者が増加したとみられている。タイは15.4%増の1万1400人で11カ月連続のプラスとなった。

 このほか米国が6.3%増の5万1700人で、1月としては3年ぶりに5万人台を回復した。羽田空港と米国各地を結ぶ航空便の相次ぐ開設に伴い、日系航空会社とJNTOが共同で実施した広告展開や旅行会社向けセミナーの効果などが出たと見られる。

 一方、1月の出国日本人数は、前年同月比2.5%増の129万6千人で4カ月連続の増加だった。円高、羽田国際化などがプラスに作用した。




日豪ツーリズム学会が発表会
発表する岡崎社長


 日豪ツーリズム学会(小原芳明会長=玉川大学学長)は26日、「第6回研究発表会」を東京都町田市の玉川大学で開いた。岡崎彌平治・タカミヤホテルグループ社長(山形・蔵王温泉観光協会副会長)らが研究発表を行った。

 オーストラリアン・ツーリズム・エクスポート・カウンシルの米田浩三アドバイザーによる基調講演「オーストラリア観光業が日本マーケットに求めること」に続き、日本旅行業協会研修・試験部の稲葉保子マネージャーが特別講演「トラベル・カウンセラー制度およびデスティネーション・スペシャリストについて」を行った。

 研究発表では、日本旅行作家協会・オーストラリアグループ世話人の片山邦夫氏が「オーストラリア・ツーリズムにおける一考察」、観光庁観光資源課の鈴木一寛氏が「総合特区制度における通訳案内士の予見的研究」、神澤隆・玉川大学経営学部教授が「アジア太平洋地域における観光教育・研究機関のネットワーキングの可能性・UNAPETITの事例を軸に考える」についてそれぞれ発表。岡崎社長は「蔵王温泉におけるオーストラリア人マーケットの考察」をテーマに発表した。

 岡崎社長は、蔵王温泉の現状について「92年に250万人だった入込客数が08年には150万人を割った。入込客数はスキー客、温泉客、登山客の合計だが、スキー客が150万人から50万人に減ったのが原因」と報告した上で「インバウンド客に活路を求めて、積極的に誘客活動を行い、実績が出てきている」と述べた。

 また韓国人旅行客の誘致に着手し、その結果、「08年には過去最高の1万5千人を誘致したが、竹島問題とリーマンショックの影響で、09年は1500人になった」とこれまでの経過を紹介。

 オーストラリア人の誘客では、10年前から蔵王の「温泉と樹氷とスキー」のイメージ戦略を始め「全100施設中で24施設が協力した蔵王温泉外国人宿泊統計調査で、09年は実人数4千767人、泊人数9千928人、また10年は実人数7千67人、泊人数1万5千865人だった」と披露した。北海道のニセコや、長野の野沢温泉と並ぶオーストラリア人御用達の人気スキーリゾートに育ちつつあることを示し、「オーストラリア人スキー客は平日を絡め何連泊もしてくれるので、地域全体が潤う」と述べた。

 訪日台湾人客については「年間に1万5千人から2万人が訪れるが、ほとんどが樹氷だけを見て移動してしまう団体ツアー客。今後は台湾の旅行会社に台湾人向けのスキー教室プランを提案して、台湾人客の宿泊につなげたい」とし、誘客にさらなる意欲を示した。

 最後に「ただインバウンド客は増えても全体の10%程度。オーストラリア人観光客の増加で日本国内でもニセコのブランドが上がったように、蔵王も“黒船効果”を狙いたい。インバウンド客への対応で旅館一軒一軒のサービスレベルを上げていきたい」と結んだ。




JR東日本、期間限定のイーストパス販売

 JR東日本は1日から、訪日外国人向けきっぷの期間限定商品「JRイーストパススペシャル」の販売を始めた。4月23日に始まる青森デスティネーションキャンペーンに合わせた商品。5日デビューの新型新幹線「はやぶさ」や周遊バスにも利用でき、外国人観光客の青森観光の需要拡大につなげたい考えだ。

 同きっぷは外国のパスポートを所持している外国籍の旅行者で、滞在日数が90日以内の短期滞在者を対象としたもの。発行日から10日以内の3日間利用でき、価格は大人1万3千円、子ども6500円。

 フリーエリア内の新幹線などの普通車指定席が乗り放題となるほか、JR東日本全線、伊豆急行全線や青い森鉄道全線なども利用できる。このほか、青森・新青森〜十和田湖などを結ぶJRバスにも乗車できる。

 利用期間は4月1日〜6月30日。販売期間は海外が6月14日まで。国内での販売期間は4月1日〜6月21日。




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