東日本大震災の被災者たちを受け入れる動きが本格化しているが、チサンホテルやロワジールホテルなどを運営するソラーレ ホテルズ アンドリゾーツ(東京都港区)は3月27日から、グループホテルで、延べ1万室におよぶ客室の無償提供を始めた。
「被災地区の当社ホテルは現在、一部設備が利用できない、輸送の制限により備品に限りがあるなどの状況だが、被災地区のホテルでも無償提供を実施する」(ソラーレ社)としている。
無償提供の期間は6月末まで。延べ1万室になった時点で終了する。提供を受ける人は同社ウェブサイト(
http://www.solarehotels.com)から予約する必要がある。対象は地震、津波、原発事故により避難生活を余儀なくされている被災者としている。
1人1回限りとし、2人以上の利用が条件。「2泊から最大5泊まで予約が可能」(同社)という。
ソラーレ社の今年3月現在のホテル数は74軒、総客室数は約1万2859室となっている。