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観光行政 ■第2611号《2011年6月4日(土)発行》    

日観振、観光復活へ観光庁に要望と提言
溝畑長官(左)に「要望と提言」を手渡す西田会長(中央)と舩山副会長(右)

 日本観光振興協会(西田厚聰会長)は5月25日、観光関係17団体と共同で、「震災後の観光復活に向けた要望と提言」を溝畑宏・観光庁長官に提出した。要望と提言は、(1)被災地の復興(2)観光業界全体の復活(3)観光需要の復活に向けて(4)海外との双方向交流の復活に向けて──から成っており、多くの人が東北に出かけられるよう「政府として交通機関の運賃や料金を特定の期間、補てんすることも考えるべきだ」などと訴えている。

 西田会長ほか、舩山龍二副会長、筒居博司・日本ナショナルトラスト理事長ら約10人が同日観光庁を訪れ、溝畑長官に提出するとともに、20分程度懇談した。

 被災地の復興については、地域の正確な情報発信とそれに対する国の支援により、「風評被害を防ぐとともに、安心して旅ができる環境作りが必要」と指摘。地震や津波の被害を受けた宿泊施設や土産物店、旅行会社などの観光関連施設に対しては、金融支援や税制の配慮など「過去の枠組みを超え、状況に応じた対応」を強調した。

 観光業全体の復活にも触れ、「被災地の復活同様、観光業の特性に応じた金融支援、融資条件の緩和、雇用調整助成金の間接被害者への適用などの支給要件緩和が必要」として、これらを一元的に相談できる政府窓口の設置を提言。また、夏の大規模停電回避に向けた電力需給対策では、観光関連施設ごとの特殊事情や輸送機関の役割、使命に十分配慮するよう求めた。

 一時期の自粛ムードも薄れつつあるが、観光需要は活発とは言い難い。そのため、旅行に応じて得られるエコポイントのような「旅ポイント」の設定や旅行費用の税額控除、短期的な市場刺激策を検討すべきだとした。長期休暇実現のため、有給休暇の取得率アップに向けたインセンティブの検討も挙げた。

 一方、訪日外客の回復については「政府が中心となり、あらゆる機会をとらえて海外に訴えかけることが大事」とした上で、「特に東京を中心とした首都圏の安全を強くアピールしてほしい」と要望。同時に、海外メディアと旅行会社に対しては「大規模な招待を継続的に実施すべきだ」としている。このほか、免税対象品目の拡大や姉妹都市の協力関係の活用、MICE再誘致を求めた。

 関係者によると、西田会長は観光産業の重要性を改めて強調した上で、観光復興のため、2次補正で十分な予算を確保するよう訴えた。



電力制限、旅館・ホテルは10%削減
 経済産業省は震災に伴う夏季の電力対策で、7月1日から東京・東北電力管内の大口需要家(契約電力500キロワット以上)に対する使用制限を発動する。夜間〜早朝を除く平日を対象に、昨夏のピーク時の使用電力の15%削減を義務づける。避難所などを除くほか、一部業種には緩和措置があり、旅館・ホテルの削減率は10%に設定された。大口需要家に該当する大型の宿泊施設は、削減への対策が必要となる。

 契約電力の大小、事業所、家庭にかかわらず、東京・東北電力管内の今年夏の目標はピーク時の15%削減だが、大口需要家には電気事業法に基づく使用制限がかかる。

 大口需要家に対する使用制限は、東京電力管内は9月22日まで、東北電力管内は9月9日まで。時間帯は平日の午前9時〜午後8時。お盆期間でも土・日曜以外は制限がかかる。昨年の同時期の使用最大電力(1時間単位)から15%削減した値が使用できる上限。故意の違反には罰金もある。

 大口需要家であっても社会・経済活動への影響を考慮し、適用除外や制限緩和の措置がある。旅館・ホテルは、「人流・物流等への影響が大きく電力の使用時間帯が変えられない」として、削減率は10%に配慮された。

 大口需要家には6月初めに制限値が記載された通知が届く。7月1日から制限の緩和措置を受けるには、6月17日までに申請書を提出する必要がある。



東北の元気をPR、女将・ミスが国交相訪問

 東日本大震災を踏まえ、東北6県の旅館女将や観光親善大使、東北観光推進機構などの関係者が5月25日、大畠章宏国土交通相、観光庁の溝畑宏長官を国交省に訪問し、東北の観光をアピールするとともに、観光復興に対する支援を求めた=写真。

 被災地を除く観光地は平常通りだが、風評被害や自粛を受けて東北の観光は大きな影響を受けている。旅館女将ら11人、観光親善大使ら6人は、夏祭りなどの東北の魅力、旅行の安全性などをそれぞれに訴えた。

 代表してあいさつした山形県・上山温泉、日本の宿古窯の女将、佐藤洋詩恵さんは「被災者の方々のことを考えると、風評被害ぐらいで嘆くわけにはいかないが、ぜひ東北にお越しいただきたいと考えている。私たちはウエルカムな気持ちでお待ちしている」と話した。

 大畠国交相は「国内外に正しい情報を発信し、旅館・ホテルや観光地が以前のようににぎわうようにしたい。この困難を何としても乗り越えていこう」とこたえた。

 古窯の佐藤さんのほか、旅館女将や観光親善大使の訪問参加者は次の通り(敬称略)。

 青森県=ホテルアップルランド南田温泉・葛西恵子、深浦観光ホテル・森山淳子、あおもり紀行キャンペーンスタッフ・生田啓后▽岩手県=ホテル対滝閣・大澤幸子、松川温泉松川荘・平栗カヨ子、八幡平市観光キャンペーンレディ・宮野奈津美▽秋田県=妙の湯・佐藤京子、秋田観光レディ・宮堀美沙▽宮城県=ホテル松島大観荘・磯田悠子、旅館かつらや・四竃明子、せんだい・杜の都親善大使・小野寺みなみ▽山形県=滝の湯・山口隆子、新庄まつりPRスタッフ・大泉菜々恵▽福島県=吉川屋・畠ひで子、華の湯・片桐栄子、会津キャンペーンクルー・斎藤麻衣



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