鉄道旅客協会が1日発表した、主要旅行12社の5月の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比18.3%減の2063億2191万円だった。内訳は、国内旅行が同18.5%減の1278億9569万円、海外旅行が同15.5%減の748億451万円、外国人旅行が同60.0%減の21億2756万円。3分野とも前年実績を2ケタ割り込んだものの、国内、外国人の両分野については、前月(国内旅行同31.2%減、外国人旅行同77.0%減)に比べ、減少幅が縮小した。
国内旅行は、全社が前年比減。このうち名鉄観光サービス、西鉄旅行のみ、1ケタの減少だった。
海外旅行も全社が前年実績を割り込んだ。
外国人旅行は、取り扱い11社中、東武トラベル(同57.2%増)、京王観光(同4.5%増)が前年実績を超えた。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比21.7%減の3701億4830万円だった。内訳は、国内旅行が同23.6%減の2240億2983万円、海外旅行が同15.3%減の1398億8797万円、外国人旅行が同68.8%減の34億3708万円。
総取扱額、国内、海外、外国人の各旅行分野の実績とも、累計額が前年実績を上回っている旅行会社はない。