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ビジネス ■第2619号《2011年8月6日(土)発行》  

4〜6月の中小企業景況、震災影響で悪化
 日本政策金融公庫の全国中小企業動向調査の今年4〜6月期分によると、従業者20人未満の小企業と従業員20人以上の中小企業の景況はともに「東日本大震災の影響で悪化している」として、前期の「持ち直しの動きにかげり」「弱い動き」から判断を下方修正した。ただ、中小企業では来期以降の業況判断DIが改善する見込みで、「先行きには持ち直しの兆しもみられる」としている。

 小企業(従業者20人未満。飲食店・宿泊業などは10人未満)の業況判断DI(よいとする企業割合から悪いとする企業割合を引いた値)はマイナス48.4で、前期(今年1〜3月期)のマイナス43.7から4.7ポイント、マイナス幅が拡大した。

 8つの業種別では、サービス業を除くすべての業種でマイナス幅が拡大した。このうち飲食店・宿泊業はマイナス64.4で、前期のマイナス59.2から5.2ポイント、マイナス幅が拡大。8業種で最も低いDI値となった。

 来期は飲食店・宿泊業のみ好転し、ほかの7業種はマイナス幅が拡大する見通し。

 一方、中小企業の業況判断DI(前年同期比で好転したとする企業割合から悪化したとする企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス24.8で、前期のマイナス4.8から20.0ポイント、マイナス幅が拡大した。業種別では、飲食宿泊業が唯一、60ポイントを超すマイナスで、前期から25ポイント近くマイナス幅が拡大した。

 来期の見通しは全業種でマイナス24.4。10〜12月期はマイナス14.3まで改善する見通しだ。



アイディディ、9月に旅行業・クラウド活用セミナー
 中・小規模旅行会社向けシステム「アイディディ・トラベルワーカー」を販売するアイディディ・ソフトウェアは9月6日、旅行業・クラウド活用セミナーを開催する。会場は、東京都千代田区の東京国際フォーラム会議室。

 セミナーは2部構成で、第1部が自社のメールアドレスで、グーグルのさまざまな機能が使えるクラウドサービス「グーグルアップス」の旅行業での活用方法を紹介する。グーグルアップスの導入サポートで実績のあるサテライトオフィス社が共催。

 第2部がトラベルワーカーの発表セミナー。同システムは、業界初となるグーグルのクラウドサービスを利用したリテーラー業務支援サービスで、「顧客管理」「カルテ管理」「販売管理」「ToDo管理」などが機能の柱。低廉な導入費用を武器に、昨年3月の発売からすでに100社以上に採用されている。

 旅行会社が対象だが、グーグルアップスに興味があれば観光産業からの参加も受け付ける。定員は、先着45人(1社2人まで、事前予約制)。参加費は無料。

 詳しくは、アイディディ・ソフトウェア(TEL06・6225・3665)。




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