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旅館・ホテル ■第2625号《2011年9月17日(土)発行》
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道後温泉旅組、「以心伝心事業」でおもてなし強化
道後温泉旅館協同組合(愛媛県松山市)は7月から、新しい事業「新・おもてなしサービス『以心伝心』事業」に取り組んでいる。組合加盟の旅館・ホテル30軒が従来行っている観光客向けサービスから10件をピックアップし、「どの施設でどのサービスが受けられるか」をひと目で分かるようにしたもの。組合では「道後を訪れたすべての人に、快適な街巡りと街遊びを楽しんでもらいたい」としている。
サービスは内湯の湯巡り事業(有料)や足湯、トイレの開放、ロビーの休憩所としての開放ほか、旅情報の提供、インターネットサービス、雨傘の貸し出しなど。乳児を連れた家族客向けにベビーカーの貸し出しや授乳とおむつ交換スペースの開放、高齢者、身障者向けに車椅子の貸し出しも行う。いずれも同温泉の宿泊客が対象だが、自身が宿泊した旅館・ホテル以外でもサービスが受けられるのがポイントだ。
組合ではこれらのサービスをどの旅館・ホテルで受けられるかがひと目で分かる一覧表を作成。パンフレットを作り配布しているほか、各旅館・ホテルの入り口に看板で明示している。
事業は「日本一の温泉郷を目指す」という同温泉の取り組みの一環。「おもてなしの心を尽くして、旅人の心に感動を伝えたい」と、タイトルを「以心伝心」とした。
サービスの開始を記念してモニター事業も実施。希望者の中から抽選で30組60人を同温泉の旅館・ホテルに招待する。
東武ホテルレバント、スカイツリー開業に向けレストラン改装
24階のレストラン完成(予想図)
東京スカイツリーから約1.5キロ南に位置する東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)は、来年5月の東京スカイツリータウン開業に向けて、10月7日にレストランをリニューアルオープンする。特に24階のレストランは、東京スカイツリーの全貌を楽しめるため力を入れている。
国内外の利用者の増加を見込み、24階の「スカイツリービューレストラン&バー『簾』」は、これまで二分されていたバーラウンジを取り込み、レストランの席数を96席から146席に増やした。フロアを分断していた通路を廃すなどの工夫で、どの席からでも東京スカイツリーが見られるようにもする。カップルシートも設置する。
2階のブッフェレストラン「ヴェルデュール」は280席。従来の中国料理店とカフェレストランを統合し、洋食と中華をメーンとし、デザートも充実させた。広大なオープンキッチンで、作り立ての料理を目の前で提供する。
近旅連、新潟で支部間交流を実施
近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連)は6日、新潟県内で近旅連会員の交流を深めようと支部間交流事業を実施した=写真。約350人が参加。会員らは懇親会で全国各地から参加した会員や近畿日本ツーリストの社員らと意見交換などを行ったほか、弥彦神社(弥彦村)など新潟県内を観光したり、ゴルフ大会に参加したりして交流を深めた。
このうち観光コースは、弥彦神社のほか、北方文化博物館(新潟市)や江戸時代の歌人・良寛が庵を結んで定住した国上寺(燕市)などを見学したり、新鮮な魚介が水揚げされることで知られる寺泊港(長岡市)の海産物に舌つづみを打ったりして、新潟の観光素材の豊かさに触れた。
懇親会では新潟各地の味覚と合わせ、東北連合会がご当地グルメを提供し、観光復興への協力への謝意を表すとともに、同地域の元気をアピールした。
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