河野薬品エコプロダクト(大阪市中央区)から、旅館・ホテルのボイラー用燃料費用を削減する燃料活性触媒「タンクタイガー」が販売されている。
高い円高水準が続くなかでも、原油は高値が続いている。冬季は暖房や給湯用に多くの燃料が必要となり、その負担も大きくなる。
タンクタイガーは、旅館・ホテルや食品工場でも採用実績のある燃料活性触媒。燃料を改質して効率を上げる。
使用方法は、同製品を燃料のわずか1万分の1の量をタンクへ直接投入するのみ。撹拌の必要もない。燃料の改質でスラッジ(タンク内の油分、さびなどの沈殿物)の発生がなくなるので、タンク清掃の必要もない。燃料を燃えやすく改質することで、CO2、NOx、SOxも削減。環境にやさしい製品としてISO14000シリーズ取得の工場にも導入されている。
最近導入した中規模の旅館の場合では、年間25万リットルの重油購入費用が、同製品の購入費を除いても、年間約300万円以上の削減が見込まれている。
3年前から導入している大型シティホテルの場合では、燃料使用量が26%削減。1日の燃料使用量が2800リットルから2070リットルに減少。重油価格を1リットル・70円で計算すると1日当たり5万1千円の経費を削減した。
燃料活性触媒を投入するだけなので、導入工事、機器の購入も不要。専任スタッフなども必要としない。設備機器でないので、導入コストの回収も投入月からできるのも魅力となっている。
価格は1リットルサイズの灯油用5万5千円、重油用6万円。
この件についての問い合わせ先は、河野薬品エコプロダクト(TEL06・6231・7600、ホームページ
http://kcep.jp)。