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地域観光 ■第2631号《2011年11月5日(土)発行》    
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福島県、観光復興へ大型キャンペーン実施
気勢を上げる佐藤知事(中央)ら

 福島県が同県の観光産業の復興に向け新たな一歩を踏み出した。10月28日、郡山市磐梯熱海温泉のホテル華の湯で、観光復興のための全県挙げた大型キャンペーンの委員会とキックオフイベントを開催。2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」などを核に、今年度から15年度までの4年半にわたる観光復興キャンペーンを展開。県民運動などによる郷土愛の醸成や各種メディアを使った正確かつポジティブな情報の発信により、観光復興とさらなる飛躍を目指す。

 キャンペーン委員会の役員は、会長に佐藤雄平知事、副会長に瀬谷俊雄・県観光物産交流協会理事長と菅野豊・県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長がそれぞれ就いた。

 キャンペーンでは今年度から13年度までを「観光復旧期」、14〜15年度を「観光飛躍期」とそれぞれ設定。東西に広い県土を分ける、「会津」「中通り」「浜通り」のエリアごとに、地域状況を踏まえたキャンペーン展開を進める。

 前期3年では、八重の桜を復興への大きな足掛かりとして、ドラマをテーマにした見学施設や移動博覧会を設置し、中核イベントとして盛り上げる。今年度については準備期間として、ドラマの主人公、新島八重の知名度向上のための県内イベントの実施やゆかりの人物、土地などの素材発掘などを進める考え。

 後期2年については、福島の状況や社会的なトレンドなどを踏まえたプロモーションを打っていくこととしており、今後具体化する方針。

 国内誘客対策としては、「地域の魅力の創造・磨きあげ」「誘客につながるインセンティブ」「特定企業・団体等への働きかけ」「コンベンション誘致事業」「情報発信拠点施設の活用」を柱に取り組む方針だ。

 同日行った観光復興キャンペーンのオープニングセレモニーには、同県内の観光関係者約200人が出席。福島から日本全国に笑顔を贈ろうと「全国きずなキャラバン」を行ってきた、スパリゾートハワイアンズ(いわき市)のフラガールらのパフォーマンスに続き、参加者全員でキャンペーン成功へ「がんばろう」と気勢を上げた。

 冒頭あいさつした佐藤雄平知事は、「福島に来た人からは『来てみると想像と全然違う』との声を聞く。やはりまずは福島に足を運んでもらい、元気な福島を見てもらうのが一番の復興になる。福島の再生は今回の観光キャンペーンにかかっている。今までのキャンペーンとは違い、文化、スポーツ、農林水産などの全分野挙げて取り組む。今日を新しいスタートに官民挙げて盛り上げていこう」と力強く訴えた。

 また「がんばろう」の音頭を取った菅野豊副会長は、「(26日に東電から示された新たな賠償基準について)今日の理事会で算定基準の受け入れが決まり、最高のタイミングでキャンペーンのスタートを切ることができた。観光はどちらかというと今まで軽く見られがちだったが、『観光はものすごく大事なんだ』との知事のあいさつを聞き胸にジンとくるものがあった。NHK大河ドラマという強力な後押しを受け、県全体が『盛り上げよう』という機運になっている。全県挙げてがんばっていきたい」と観光の復興への思いを新たにしていた。

八重をモデルにした キャラクターを募集
 福島県は八重の桜の主人公である新島八重をイメージしたご当地キャラクターを設定し、観光復興キャンペーンなどのPRに活用することとし、10月28日からキャラクターの公募を始めた。

 新島八重は会津藩の砲術師範の家に生まれ、会津戦争では断髪、男装で籠城戦に参加し「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた人物。「ハンサム・ウーマン」「日本のナイチンゲール」とも評された。

 同県では「『ゆるキャラ』募集」としており、八重をイメージさせるだけでなく、郷土色とユニークさ、かわいらしさを兼ね備えたキャラクターを求めている。

 設定したご当地キャラクターは、八重の桜に絡めた観光キャンペーンのPRのために広報物などに利用するほか、着ぐるみなども作成し、幅広く活用するという。

 最優秀作品1点には10万円を贈る。

 応募期間は12月28日まで。




和歌山・白浜、豪雨の風評被害払拭へ全力
白浜町で開かれた対策会議

 和歌山県の白浜町、白浜観光協会、白浜温泉旅館協同組合、白浜町商工会は10月24日、関西地区の旅行業者や報道関係者を地元に招いて観光振興対策会議を開いた。9月の台風12号の豪雨被害に伴う風評の払しょくに向け、道路や観光施設、宿泊施設などを視察してもらい、観光客の受け入れに問題がないことをアピールした。

 豪雨被害では南紀地方へのアクセスが寸断されたが、急ピッチで行われた復旧工事で、大型バスも通行できるようになった。各観光地を結ぶ主要アクセス道路も通行可能となっている。

 会議参加者には、白浜温泉街への大型バスでの移動中に、実際に復旧した道路や通常通りの営業を行っている観光施設、旅館・ホテルの状況を確認してもらった。

 ホテルシーモアで開かれた対策会議では、和歌山県、白浜町、JR西日本の担当者が豪雨被害と復旧の状況を説明し、旅行商品の造成と送客を呼びかけた。

 白浜観光協会の沼田久博会長は「白浜では例年より3割ほど観光客が減少した。周辺の観光地が見学できないと思われていたり、道路も通行止めになっていると誤解されたりしている」と風評を危ぐし、観光客の受け入れにまったく問題がないことを強調した。



群馬DCで観光・宿泊客は7%の増加
 群馬県は7〜9月、大型観光イベント「群馬デスティネーションキャンペーン」(群馬DC)を実施したが、期間中の観光・宿泊客は前年同期比7.1%増の721万3888人(速報値)となり、県が目標に掲げていた5%増を上回った。

 観光地30地点、9温泉地、主なイベントの観光・宿泊客数の、9月分の集計結果から算出した。9月の合計値は前年同月比15.2%増の174万2892人。7、8月はいずれも1ケタの伸びだっただけに、DCの効果が端的に表れたといえそうだ。

 内訳を見ると、30地点の入り込み客数は同14.2%増の113万8160人。20地点で前年を上回った。富岡製糸場(富岡市)ではDCに併せた世界遺産劇場の開催などが奏功し、同81.7%増の3万3386人が足を運んだ。

 9温泉地の宿泊客数は同0.9%増の39万7356人。入り込みに比べると伸びが小さく、DCが宿泊客増に結びつかなかったことがうかがえる。前年を上回ったのは老神や水上、伊香保など4温泉地。草津は台風の影響でJR吾妻線が運休するなどの影響を受け、同3.1%減の14万5596人にとどまった。

 また、主な11イベントの入り込み客数は同69.6%増の20万7376人だった。高崎市の「みのわの里きつねの嫁入り」は同250%増、みなかみ町の「谷川岳星の鑑賞会」が同148.7%増、高崎市の「高崎鉄道ふれあいデー」は同148.3%増──などとなっている。



長野県大町市、都内で観光と食をPR
大町市の牛越市長

 長野県の大町市特別プロモーション実行委員会(会長・牛越徹市長)は10月20日、東京・南青山のイタリアンレストランにマスコミを集め、「信濃大町メディア懇談会」を開いた。観光PRとともに地元食材を使った料理を提供し、魅力をアピールした。

 冒頭あいさつした牛越市長は「NHK連続テレビ小説『おひさま』や映画『岳』などをきっかけに新たな観光プロモーションを展開している。市の観光キーワードは山、水、花、そして人。これらに磨きをかけ、観光客をもてなしたい」と抱負を述べた。

 会場にはワカサギのフリットや大町黒豚のローストポークなど、地元食材を使ったイタリア料理が出され、出席者は舌鼓を打っていた。

 実行委員会は行政、観光関係者が中心となって、魅力ある観光イベントや効果的な誘客宣伝を企画、実施する団体。懇談会には市長始め、松澤健夫・観光協会副会長や内田幹二・旅館業組合長、坂中正男・商工会議所会頭、遠藤宇宙・立山プリンスホテル執行役員、遠山朋江・りんどう観光取締役ら約30人が参加した。

 大町市は長野県北西部に位置し、立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口として有名。大町温泉郷や紅葉の名所・高瀬渓谷など見どころも多い。



鳥取県、秋葉原とマンガで提携
握手を交わす平井知事(右)と寶田理事長

 マンガとアニメによる地域活性化や観光誘客の取り組みを進める鳥取県は10月27日、NPO法人秋葉原観光推進協会と連携協定を結んだ。アニメなどの聖地として国内外から多くの愛好家を集める秋葉原と、イベントなどで連携することで、「マンガ王国とっとり」の知名度向上などにつなげたい考えだ。

 同日東京・秋葉原で行われた調印式には、平井伸治・鳥取県知事と・寶田篤・秋葉原観光推進協会理事長が出席。両地域で開催のイベントなどの場で、お互いのイベントや観光情報を発信しあうことなどを取り決めた。

 鳥取県は、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさん(境港市)や「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さん(北栄町)らの出身地で、各作品や作家をテーマにした観光スポットが数多くあるほか、各作品を活用したまちおこしも盛ん。来年11月7〜10日には「国際マンガサミット」も開かれることから、サポーター制度を導入するなどしてまんが王国とっとりのPRを進めている。

 自身も鬼太郎ファンで、秋葉原の出身でもある平井知事は、「来年のマンガサミットを控え、『世界のアキバ』とタッグを組むことにした。一緒にマンガ・アニメを通して日本を、世界を元気にしていきたい」と意欲を語った。




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