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トラベル ■第2639号《2012年1月5日(木)発行》
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クラブツーリズム専用列車、12月23日出発進行!
近畿日本鉄道は12月15日、大阪市の上本町駅で、グループ会社、クラブツーリズムの専用列車の出発式と試乗会を行った=写真。同列車は23日から運行を開始。
テープカットに先駆け、クラツーの岡本邦夫社長は専用列車の愛称を「かぎろひ」と発表。かぎろひは「輝く光」のことで、朝日の美しい空を指す。
岡本社長は「専用列車は旅行業界では初めての試み。移動手段としてだけでなく、乗っているだけで楽しいカルチャー列車として運行する。当社のキャッチフレーズは『仲間が広がる、旅が深まる』であり、旅を通した仲間づくりがモットー。この列車の運行で多くのお客さまの絆が深まればこれ以上の喜びはない」とあいさつした。
テープカットは石津緒・近畿運輸局長、田中敏彦・奈良県地域振興部長、松下育夫・近鉄副社長、岡本社長が行った。また、志摩スペイン村キャラクターの「ドンキホーテ」と「ダルネシア」も駆け付けた。
かぎろひは、近鉄特急12200系を改造し、2両1編成を2編成。外観はクラツーのバスツアーの最上級ブランドとして運行している「ロイヤルクルーザー四季の華」のデザインを踏襲し、落ち着いたグリーンのカラーリングを採用。ヘッドマークや車両側面にはクラブツーリズムのロゴも入れた。
車内にはイベントスペースやバーカウンターが設けられているほか、大きな旅行用カバンも置ける荷物スペースやトイレには温水洗浄便座も設置されている。
KNT、会津若松の復興を支援
侍に扮して会津若松をPR
近畿日本ツーリスト(KNT)は12月19〜21日、東京都が開催した東日本大震災の被災地を支援する物産イベント「東京から元気を 被災地復興応援フェスタ」で、同社出展ブースを福島県会津若松市に提供し、共同でプロモーション活動を行った。風評により観光面で被害を受けている会津若松市を支援するのが目的。
同イベントは岩手、宮城、福島の被災3県の復興支援と経済の活性化を進めようと、3県の協力を得て東京都が企画した。
ブースでは会津若松市が「鶴ヶ城」などのポスターや、会津の桜の風景を配した看板などで会津の観光魅力をPR。侍に扮した同市スタッフとともに、KNT社員も観光パンフレットを配布した。KNTの東北方面商品のパンフレットもブースに置き、東北旅行をアピールした。
イベントでは3県の特産品や工芸品の販売や、工芸品の製作体験企画も実施。メーンステージで「盛岡さんさ踊り」などの郷土芸の披露が行われたほか、「わかめおにぎり」など3県の郷土の味わいをイメージさせるおにぎりが毎日300人に配られた。
同社ではこれまでも東京都の被災地応援ツアーへの協力やボランティアツアーの企画、募集など旅を通じた被災地復興支援に注力。今後も被災地を支援する活動を継続していく考えだ。
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