東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(今井明男理事長)は6日、東京の目黒雅叙園で開かれた同組合の新年懇親会で、東日本大震災の被災者受け入れに大きく貢献したとして、東京都から感謝状が送られた。
同旅組は昨年3月、東京都産業労働局観光部振興課の依頼を受け、被災者の受け入れ先として組合員ホテル・旅館の客室2100人分を確保。4月に都知事と受け入れに関する契約を結んだ。
当初は都が東京武道館などの施設を被災者に開放するなどして、ホテル・旅館の利用は少なかったが、5月16日に都が行ったホテル・旅館の受け入れにかかわるプレス発表を機に利用が増加した。4月24日から12月15日までで55施設に、延べ6万2千泊の利用があった。
感謝状は石原慎太郎知事名で、都産業労働局の前田信弘局長から今井理事長に手渡された。