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地域観光 ■第2646号《2012年3月3日(土)発行》    
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東京スカイツリーの個人入場券、ネットと東武トラベルで販売
東武タワースカイツリーは2月24日、入場券のデザインを発表した。
公式キャラクターのソラカラちゃんと“友達”のスコブルブル、テッペンペンも駆けつけ、鈴木道明社長と共に笑顔でアピールした。


 東武タワースカイツリーは2月24日、5月22日に開業する東京スカイツリーの地上350メートルに位置するフロア「東京スカイツリー天望デッキ」の、個人入場券の発売時期と販売方法を発表した。開業日から7月10日までの入場券は日時指定券のみを販売。インターネットと東武トラベルの店頭で予約を受け付け、抽選で購入権を割り振る。販売する日時指定券は各日約8千枚。7月11日分からは当日券の販売も始める予定だ。

 5月22日〜7月10日を日時指定券のみ販売する「完全予約期間」に設定。ぴあ運営の「東京スカイツリーウェブチケット」(http://ticket.tokyo-skytree.jp)で約6千枚、全国44の東武トラベルの店舗で約2千枚を販売する。

 インターネット予約の場合には、入場日と午前8時〜午後8時30分の30分刻みに設定された時間を第8希望まで登録できる。申し込み人数は最大8人まで。予約には日本国内で発行のクレジットカードが必要で、当選と同時に決済されるようにした。入場当日には、決済に使ったクレジットカードと購入時のメールが必要となる。店頭販売の場合には入場日と4つの時間帯に分けた入場時間を第4希望まで登録できる。当選者には東武トラベル支店への掲示と電話連絡で当選を連絡し、入場券引き替え用のクーポン券の引き渡しで契約成立とする。

 7月11日からの「通常期」については、2カ月前から販売。事前購入分として各日2千枚をインターネットサイトで先着順に販売する。このほか当日券約1万枚を東京スカイツリー4階のチケットカウンターで先着順で販売する。

 開業から約1カ月半を日時指定券購入者の入場に限ることで、営業業務のノウハウの蓄積を図り、夏休み前からの通常期の営業を円滑に進められるようにした。

 同日記者会見した鈴木道明社長は「夏休みには来場したいという人が増えるとみている。夏休みに入る前から当日券を販売することで、スカイツリーや周辺の下町エリアに多くの人が足を運んでくれるようになれば」と語った。

 チケット料金は、事前購入の日時指定券が大人2500円、中・高生2千円、小学生1400円、幼児1100円。当日券が大人2千円、中・高生1500円、小学生900円、幼児600円。事前予約のためのインターネットシステムの使用料などを上乗せしたため、事前購入チケットの方が割高となっている。

 このほか同日には天望デッキ入場券のデザインと、チケット販売や施設についての案内などを行うコールセンターの開設を発表した。

 発表した入場券のデザインは、朝焼け、昼景、夕焼けの中にそびえるツリーの風景をあしらった3パターン。このほか公式キャラクター「ソラカラちゃん」をプリントした「ソラカラちゃんチケット」がランダムに発券される。

 コールセンターは2月27日に開設。土日祝日を除き毎日午前10時〜午後6時に対応する。5月15日からは土日祝日かかわらず毎日午前9時〜午後8時に営業する。TEL0570・55・0634、PHS、一部のIP電話からは043・299・1190。



福島県、「八重の桜」放送記念しシンポジウム開催
キャラクターデザイン

 福島県観光交流課は2月18日、福島県会津若松市で、NHK大河ドラマ「八重の桜」の放送1年前を機に県民に主人公の新島八重への認識を深めてもらおうというイベント「『八重の桜』放送開始1年前記念シンポジウム〜私たちが受け継ぐ、新島八重の志」を開いた。イベントでは新島八重についての講演を行ったほか、観光復興キャンペーンなどで活用するマスコットキャラクターのデザイン発表を行った。

 福島県では八重の桜を核にした観光キャンペーンを今年度から展開しており、同シンポジウムはその一環。同県出身で江戸から明治へと大きく変わる時代の中で生きた新島八重の人物を県民に知ってもらうほか、観光復興に向けた意識を醸成してもらおうと観光交流課が企画した。約500人が参加した。

 シンポジウムには佐藤雄平知事や室井照平・会津若松市長も出席。マスコットキャラクターに選ばれたデザインの作者である、同県喜多方市在住の新明美枝さんを表彰した。

 発表されたキャラクターは、桜の花びらを背景に、袴姿に帯刀の男装をした八重の姿をイメージしたもの。男装で勇ましく戊辰戦争に参加したという史実に基づいたデザインで、厳しい時代の中でもめげずに力強く前に進む八重の姿勢を躍動感あるポーズで表現したものとなっている。

 このほかシンポでは、本井康博・同志社大学神学部教授が「新島八重という生き方」をテーマに基調講演を行ったほか、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんによるトークショー「夢を叶える、あきらめない心」を開催。高橋さん、同県出身の女優、芦名星さん、素材広場理事長の横田純子さん、若松城天守閣郷土博物館学芸員の湯田祥子さんをパネラーに迎えてのパネルディスカッションでは、「ハンサムウーマン」とも称された八重の生き方と各パネラーの女性としての生き方や、ドラマへの期待感などが語られた。



さいたま観光国際協会が発足、観光振興に弾み
 埼玉県さいたま市を中心に観光振興に取り組む「社団法人さいたま観光コンベンションビューロー」(SCVB)と、国際交流を市民レベルで支援する「財団法人さいたま市国際交流協会」が合併し、1日に「社団法人さいたま観光国際協会」が発足した。公益法人改革に対応すると同時に、組織統合で人材などを有効活用する。

 合併方式は、観光コンベンションビューローを存続団体とし、国際交流協会を吸収する。3月29日に理事会、総会を開き、新役員や新年度事業を決定する予定。事業の効率化を推進するが、両団体がこれまで進めてきた事業は原則として継続する方針。

 両団体の現行の構成は、観光コンベンションビューローが観光関係事業者を中心に約900会員、国際交流協会は市民団体や個人など約800会員となっている。

 合併効果については、観光振興の面で観光案内所での多言語サポートや日本文化を体験するツアーの充実などを挙げる。また、国際交流の面ではさいたま市の海外姉妹都市との交流促進など。組織運営面でも庶務部門などを効率化できるとしている。

 新団体の本部事務所は、観光コンベンションビューローの現本部事務所に置く。国際交流協会が運営し、国内外の市民に情報提供などを行っている国際交流センターは存続させる予定。

 合併後の新団体は、6月に開催予定の総会を経て、公益法人移行認定の手続きを開始する。



熊本県、大阪で「くまモン感謝デー」開催

 第2回「くまモンファン感謝デーin大阪ミナミ」が2月18、19日に大阪市の湊町リバープレイスなどで開催された。主催は熊本県と産経新聞社など。

 恒例の食のイベント「逸品縁日」が、昨年から熊本県の食や観光、人気者となっているキャラクター「くまモン」などにスポットを当てたくまモンファン感謝デーとして開催されている。今回は熊本県の「KANSAI戦略」の一環として、九州新幹線の全線開業1周年を記念して盛大に開催した。

 19日には「桜 稲垣早希 大阪ジャック『くまモンとシンクロ100%』」と題して、お笑いタレントの稲垣早希さんがくまモンとステージイベントに登場=写真。稲垣さんは、熊本市の政令指定都市移行(4月1日)を記念した関西以西を対象とした市のPRキャンペーンタレントに起用されている。

 会場には、熊本の物産を中心に屋台が出展。馬肉や赤牛、辛子レンコンの串カツ、くまモンのご当地パンなどに多くの来場者が並んだ。このほか、くまモンをデザインに採用した子供用エア遊具「ふわふわくまモン」も関西に初登場した。

 同日には、大阪の繁華街で観光地でもあるミナミ地区に設定されたラリースポットを巡り、ビンゴを完成させる「ミナミあっちこっちラリー」も開催された。




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