東武タワースカイツリーは2月24日、5月22日に開業する東京スカイツリーの地上350メートルに位置するフロア「東京スカイツリー天望デッキ」の、個人入場券の発売時期と販売方法を発表した。開業日から7月10日までの入場券は日時指定券のみを販売。インターネットと東武トラベルの店頭で予約を受け付け、抽選で購入権を割り振る。販売する日時指定券は各日約8千枚。7月11日分からは当日券の販売も始める予定だ。
5月22日〜7月10日を日時指定券のみ販売する「完全予約期間」に設定。ぴあ運営の「東京スカイツリーウェブチケット」(
http://ticket.tokyo-skytree.jp)で約6千枚、全国44の東武トラベルの店舗で約2千枚を販売する。
インターネット予約の場合には、入場日と午前8時〜午後8時30分の30分刻みに設定された時間を第8希望まで登録できる。申し込み人数は最大8人まで。予約には日本国内で発行のクレジットカードが必要で、当選と同時に決済されるようにした。入場当日には、決済に使ったクレジットカードと購入時のメールが必要となる。店頭販売の場合には入場日と4つの時間帯に分けた入場時間を第4希望まで登録できる。当選者には東武トラベル支店への掲示と電話連絡で当選を連絡し、入場券引き替え用のクーポン券の引き渡しで契約成立とする。
7月11日からの「通常期」については、2カ月前から販売。事前購入分として各日2千枚をインターネットサイトで先着順に販売する。このほか当日券約1万枚を東京スカイツリー4階のチケットカウンターで先着順で販売する。
開業から約1カ月半を日時指定券購入者の入場に限ることで、営業業務のノウハウの蓄積を図り、夏休み前からの通常期の営業を円滑に進められるようにした。
同日記者会見した鈴木道明社長は「夏休みには来場したいという人が増えるとみている。夏休みに入る前から当日券を販売することで、スカイツリーや周辺の下町エリアに多くの人が足を運んでくれるようになれば」と語った。
チケット料金は、事前購入の日時指定券が大人2500円、中・高生2千円、小学生1400円、幼児1100円。当日券が大人2千円、中・高生1500円、小学生900円、幼児600円。事前予約のためのインターネットシステムの使用料などを上乗せしたため、事前購入チケットの方が割高となっている。
このほか同日には天望デッキ入場券のデザインと、チケット販売や施設についての案内などを行うコールセンターの開設を発表した。
発表した入場券のデザインは、朝焼け、昼景、夕焼けの中にそびえるツリーの風景をあしらった3パターン。このほか公式キャラクター「ソラカラちゃん」をプリントした「ソラカラちゃんチケット」がランダムに発券される。
コールセンターは2月27日に開設。土日祝日を除き毎日午前10時〜午後6時に対応する。5月15日からは土日祝日かかわらず毎日午前9時〜午後8時に営業する。TEL0570・55・0634、PHS、一部のIP電話からは043・299・1190。