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トラベル ■第2650号《2012年3月31日(土)発行》  
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JATAの宿泊拡大キャンペーンに応募多数
抽選を行う吉川委員長(右)と興津部長

 日本旅行業協会(JATA)は3月21日、11年度の「もう一泊、もう一度」宿泊拡大キャンペーンの抽選会を都内のJATA本部で開催した。応募総数は前年対比35.7%増の10万9983通。抽選を行ったJATA国内旅行委員会の吉川勝久委員長(近畿日本ツーリスト社長)は「キャンペーンは非常に大きな効果がある」と評価した。

 キャンペーンは昨年4月1日から今年3月31日までの宿泊旅行をJATA会員旅行会社で購入した人を対象とした。応募条件が期間中4泊の「もう一泊もう一度」コースに2万4676通、四季ごとの1泊の「春夏秋冬」コースに7万5492通、子ども連れの「家族旅行特別」コースに5121通が寄せられた。

 東日本大震災による旅行自粛ムードがあったなかで応募総数は前年を上回った。「旅で日本を元気にしようと昨年4月に観光業界が集まって決起集会を開き、旅行の重要性が認識された。それが非常に大きかった」と吉川委員長は増加要因を語った。

 もう一泊キャンペーンは4年目となる12年度も継続して実施することが決まった。吉川委員長は「国内旅行では宿泊が非常に大きな要素だ。内容、方法を進化させ、業界のためになるキャンペーンにしたい」と意気込む。若者に向けたフェイスブックによる宣伝や、住宅エコポイントを利用した旅行のアピールなどで、さらに宿泊旅行需要を高めていく方針だ。



KNT、北海道キャンペーンを開始
キャンペーンのポスター

 近畿日本ツーリスト(KNT)は4月から、全社を挙げた国内旅行キャンペーン「キュンと感動 北海道キャンペーン」を実施する。個人、団体それぞれについて、長期滞在プラン、貸切バス施策などを展開。日本旅行との共同企画商品なども販売して送客拡大を図り、9月までの半年で22万人の送客を目指す。

 個人旅行では、国内企画旅行商品ブランド「メイト」を中心に特色ある、魅力あふれる商品をラインアップした。

 日本旅行との連携企画「地域を元気にするプロジェクト」の第3弾商品「き・ら・り 北海道」をJR北海道の特別協力を得て造成、販売。東北新幹線「E5系車両」や寝台特急「北斗星」などの人気列車に乗車するツアーや、現地専門ガイドの案内などを盛り込んだツアーなどを用意。このほか基本プランを2泊からとした、滞在型の新しいプラン「き・ら・りステイ」を設定。旬の食事や体験メニューを楽しめるクーポンを1人1枚付ける。限定オプションとして函館〜札幌の特急列車の海側座席を指定できるプランも用意した。

 また、メイト40周年を記念したプラン「緑の大地 北海道」では、40日前までの申し込みを対象とした特典などを用意する。星空ウォッチングを組み込んだツアーや、桜や花火などを展望室や専用船から楽しむ特別プランも設定した。

 団体旅行では、現地期間と共同で、貸切バス利用団体へのさまざまな特典を準備。北海道ひまわり会のキャラバン隊による各営業箇所との意見交換会なども行う。

 5月には個人、団体旅行担当者対象の道内社員研修を実施し、商品情報のさらなる習得を図る。

 目標人数の内訳は、個人旅行が17万6千人、団体旅行が4万4千人。



読売旅行「ロマンの旅」、各地で出発式
ツアー客の代表にボーイング787の模型を贈呈

 読売旅行が毎年実施している「読売ロマンの旅」の今年度出発式がこのほど、全国各地で行われた。20日、東京の羽田空港第1ターミナルでは東京発の同ツアー第1陣となる函館・小樽・札幌へのツアー客81人に、読売旅行の内藤豊取締役らが謝意を述べるとともに、同社とツアーで利用する日本航空が用意した記念品を贈った。

 ロマンの旅は同社が読売新聞社、全国の読売新聞サービスセンター(販売店)と共同で行っているエリアキャンペーンで、今年で14年目。毎年デスティネーションを変えて行い、累計で300万人を超える参加者を集めている。

 今年は北海道と韓国を主なデスディネーションに設定。北海道へは12月31日までの期間中、10万人の送客を目指す。

 読売旅行の内藤取締役は「ご参加ありがとうございます。安心、安全はもとより、皆さまに満足と感動を与えられるよう、社を挙げて全力を尽くす所存です」とあいさつ。ロマンの旅実行委員長の川田幸雄・読売新聞東京本社販売局次長、日本航空の上川裕秀・専務執行役員もあいさつした。



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