ワークステーションでは、昨年からサービスの対応エリアを拡大した、旅館・ホテルの客室係や接客係などサービス部門の業務委託を受ける「MEG(メグ)システム」が好調だ。
同社の小路啓以子部長は「昨年の事業拡大以降、導入先や社員数も倍増。優秀な人材が確保できることにメリットを感じてもらっている。今年も多くの社員を養成して、問い合わせのあった旅館・ホテルの発注には、できるだけ多くこたえていきたい」と話す。
MEG(メグ)とは「Mate who entertain the guest」(お客さまをもてなす仲間たち)の意味。同社の社員が数名から数十名程度のチームとなって、旅館・ホテルの客室係や接客係などとして業務に当たるサービス。
また、客室係や接客係をすべて委託するのではなく一部を同システムに委託することも可能。レストランやリニューアルしたフロアなどを任せることもできる。
旅館・ホテルは、(1)新入社員の募集にかかる費用や労力がかからない(2)年間契約で、年間の人件費予算が明確(3)繁忙期の追加の求人、シフト調整の手間が軽減(4)柔軟な接客態勢で、通常より少ない人員での運営(5)福利厚生や労務管理費が不要となるほか、雇用条件──などの労働問題もなくなり、1年単位で委託範囲の見直しを図れるなどのコスト削減が期待できる。
委託を受けた業務に当たるメンバーは地方出身の新卒を同社が正社員として毎年採用。明るく元気な若者たちが業務に当たるので旅館・ホテルのイメージアップにもつながる。
この件についての問い合わせ先は、ワークステーション(大阪市西区阿波座、TEL06・4391・8800、
http://www.workstation.co.jp/megcl/)。