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トラベル ■第2666号《2012年7月28日(土)発行》  
 

JTBがUSJ借り切り、旅行会社初
 JTBは、創立100周年を記念して11月17日の午後8時から10時までの間、大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)を借り切る。同テーマパークを借り切るのは旅行会社としては初めてのこと。企画商品「エース」でのプランを7月20日に発売した。

 企画名は「サンクス・フェスタ2012inユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。通常とは異なり、パーク内のアトラクション「ウォーターワールド」「ユニバーサル・モンスターライブ・ロックンロール・ショー」「ターミネーター2 3D」をJTB独自の演出に。また、1千円分のミールクーポンを付けるほか、オリジナル謎解きイベントや抽選会も実施する。

 料金は大人6400円、子供4300円。当日の午前9時からパーク内に入れる。

 インターネット商品やメディア商品も投入する予定。7千人の販売を目標とする。



JALパックの下期商品、「より上質な旅提案」
 JALパックは23日、12年度下期の商品発表会を東京都品川区の本社ビルで行った。冒頭あいさつした二宮秀生社長はJALグループの中核会社として、「LCCと一線を画した、日本航空のフルサービスキャリアとしての高品質なサービス」と連動して「より上質な旅を提案する」と述べた。下期のキーワードには「JALグループだからできるサービス。JALパックならではのいい旅、新しい旅」を掲げた。

 国内旅行については、ウェブ商品のダイナミックパッケージの売り上げが加速している中、パンフレット商品では「周遊の旅」を意識した商品を造成。観光バスのJALライナー、観光タクシー、シニア向けに人気の観光列車なども取り入れた。

 JALグループならではの旅として、オフィシャルスポンサーのメリットを生かした、東京ディズニーリゾートのプレミアムツアーを発表。ツアーガイドがツアー参加者の希望をアレンジして効率よくパーク内を案内する。

 人気の機体工場見学ツアー「JAL航空教室」には、パイロット、キャビンアテンダントのオフィス業務が見学できる、オリジナル見学会「JAL羽田空港裏側教室」を新規設定。

 その他にも、北海道では北海道庁農政部とのタイアップ企画や犬ぞり体験、南紀白浜アドベンチャーワールドでパンダを間近で観察するバックヤード体験プログラムなど、オリジナル企画や新商品を発表した。

 二宮社長は「上期の売り上げが国内外とも堅調に伸びており、下期も順調に伸びる見込み。これからも進化していくJALグループに期待してほしい」と意気込みを語った。



日旅・アメリカン・エキスプレスがBTMフォーラム開催

 企業の出張事務管理代行などビジネス・トラベル・マネージメント(BTM)事業を行う日本旅行・アメリカン・エキスプレス(竹村章美社長)は11日、東京のウェスティンホテル東京でBTMをテーマにしたフォーラム「ジャパン・ビジネス・トラベル・フォーラム」を開いた=写真。ビジネストラベル市場の最新の動向や、同社が手掛けるビジネスを企業の出張担当者、ホテル、航空会社関係者らに説明。「日本企業の海外出張は増加傾向にあるが、管理業務が複雑なため十分に行われておらず、大幅な経費削減の余地が残されている」(同社)とした。

 同社の調査によると、日本企業の29%が2011〜2012年度の出張予算を増やす、12%が減らすとしている。アジア太平洋地域への海外出張は約半数の48%が増やすとしている。

 ただ、出張費の管理については、出張責任者(トラベル・マネージャー)がいるとした企業が35%にとどまり、「日本の企業では、部門ごとに出張経費を管理したり、人事部、財務部、総務部など、複数の部門にまたがり管理されていることがうかがえる」としている。

 同社では「これらの要因がある限り、企業が会社全体の出張費用の全貌を理解し、戦略的な合理化を通した出張費用の削減を実現するのは容易ではない」と述べた上で、「専門知識を生かして、多くの日本企業の出張管理をお手伝いしたい」と、同社の事業の重要性を強調した。



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