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地域観光 ■第2672号《2012年9月8日(土)発行》    
 

来年の神宮式年遷宮に向けて伊勢志摩キャンペーン
パンフレットの表紙

 伊勢志摩キャンペーンが10月1日から3月末まで開催される。主催は三重県の伊勢市、鳥羽市、志摩市などでつくる実行委員会。2013年に行われる伊勢神宮(伊勢市)の式年遷宮に向けて実施される観光誘客キャンペーンで、テーマは「伊勢神宮・参る。泊まる。めぐる。伊勢志摩」。式年遷宮を控えた神宮の奥深い魅力をメーンに、旬の伊勢志摩のブランド食材や天然温泉、テーマ別の観光プラン、イベントなどを情報発信していく。

 メーンターゲットは30代〜40代の女性。PRの重点エリアは関西圏と中部圏。首都圏など遠隔地からの誘客も促進する。

 キャンペーンでは、祈りの聖地として伊勢神宮を紹介。「神話」と「永遠」を感じる旅を提案する。外宮前観光案内所で同キャンペーンのパンフレットを提示した旅行者には「参宮の木札」をプレゼントする。

 宿泊の促進に向けて、あのりふぐや伊勢エビなど旬の食材を味わえる宿泊キャンペーンを実施。対象施設で販売する「神の愛でる海のご馳走プラン」は、2人1室利用の場合、あのりふぐプランが1万6千円から、伊勢エビプランが1万1千円から、的矢かきプランが9500円から。10月1日の伊勢エビ解禁に合わせて開催される「おおきんな祭り」に合わせ、対象施設では、伊勢エビをたっぷり味わえる特別宿泊プランを用意する。

 また、キャンペーンプレゼントとして「夢の真珠オーナー権 伊勢志摩セレブ旅付」が懸賞で当たる。真珠オーナー権は英虞湾で約1年かけて育てる真珠貝1千個分の真珠オーナーの権利。セレブ旅は、真珠の核入れシーズンと珠出しシーズンの2回の伊勢志摩を豪華に旅行できるもので、貸切クルーザーやエステ、豪華ホテルの宿泊などが楽しめる。



古事記1300年で「なら大和路」に誘客へ
 奈良県、JR西日本、近鉄、奈良交通は共同で、「古事記完成1300年記念 なら大和路探訪 吉野・飛鳥・山の辺の道キャンペーン」を10〜12月に開催する。期間中には、古事記などにちなんださまざまなイベントを実施する。

 シールラリーは、冊子「なら大和路探訪 わたしだけの古事記」を手に、古事記に関連するスポットを巡り、設置しているシールを収集するもの。冊子には記念撮影した写真なども貼付できる。冊子の発売場所は橿原市観光交流センター「かしはらナビプラザ」、桜井観光案内所、飛鳥京観光協会、吉野ビジターズビューロー観光案内所。価格は100円。

 10月6日〜12月9日の期間の土曜・休日にはJR桜井線(万葉まほろば線)で「古事記ガイド列車」を運行。車内では古代衣装をまとった劇団員との記念撮影ができる。劇団員またはボランティアガイドによる古事記の解説も行われる。奈良駅コンコースと桜井駅では劇団員による寸劇も披露される予定。

 近鉄電車では「サイクルトレイン」を運行する。各自持参の自転車の持ち込みが可能な電車。吉野および橿原、飛鳥エリアに向けて運行され、各エリア到着後は自転車で散策できる。大阪(阿倍野橋)発は10月20日、名古屋発は11月3日に開催される。

 キャンペーンは、奈良県が推進する「記紀・万葉プロジェクト」の一環。古事記完成の記念の年である2012年から、日本書紀完成の1300年に当たる20年までを期間として、古事記、日本書紀、万葉集に代表される歴史素材を活用した観光振興などを目指す。



「清盛」PRに電車ヘッドマーク製作
ヘッドマークを付けた車両と受領式の参加者

 「KOBE de 清盛 2012」ヘッドマーク受領式が1日、JR神戸駅で開催された。NHK大河ドラマ「平清盛」の物語の舞台が9月から神戸に移るのに合わせ、「KOBE de 清盛」推進協議会がPR用にヘッドマークを製作し、JR西日本に贈呈した。

 ヘッドマークは京阪神エリアを走る新快速電車に取り付けて12月2日まで運転する。

 式には兵庫県の佐藤啓太郎産業労働部長、同推進協議会の山本猛事務局長(神戸市観光コンベンション室部長)、JR西日本の金平英彦・神戸支社長、小島弘義・JR神戸駅長のほか、NHK大河ドラマ「平清盛」で清盛の長男の平重盛役を演じている窪田正孝さんも参加した。

 ヘッドマークは、山本事務局長から小島駅長に手渡された。

 受領式でのミニトークショーでは、窪田さんが「神戸では清盛役の松山ケンイチさんと雪見御所を訪れた。ゆかりの地を歩くと身が引き締まる。神戸では清盛パワーを感じる」と話した。その後、ヘッドマークを付けた新快速電車と記念撮影が行われた。

 兵庫県では、誘客に向けて「あいたい兵庫キャンペーン2012」を11月まで開催している。




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