高級寝具メーカーのエアウィーヴは17日、帝国ホテル(東京都千代田区)で記者会見を開き、女子プロゴルファーの宮里美香さんとスポンサー契約を締結したと発表した。同社はフィギュアスケーターの浅田真央さん、プロテニスプレーヤーの錦織圭さんとも契約を結んでおり、トップアスリート3人の快適な睡眠とコンディショニングをサポートする。
エアウィーヴとは、独自の極細繊維状樹脂素材を空気で編むように絡み合わせて作った、新次元マットレスパッド。復元性が高いため、寝返りが楽に打てたり、体が深く沈み込まないため、体圧を均等に分散し、腰などへの負担を軽くする。マットレスパッド内の素材は90%以上が空気のため、通気性抜群で蒸れにくく、冬は空気断熱にも優れているため暖かい。
エアウィーヴは今夏に開催されたロンドンオリンピックで、文部科学省のマルチサポート事業のコンディショニング用品に選ばれ、日本代表選手の睡眠をサポートした。スタンフォード大学医学部睡眠・生体リズム研究所、また早稲田大学スポーツ科学学術院との共同研究でも、良質の眠りが実証されている。
アスリート以外でも、最高の快眠環境を目指す企業が次々とエアウィーヴを採用。ANA国際線ファーストクラス、JAL国際線ビジネスクラス(来年1月から)、宿泊施設では、奈良ホテルなどが導入した。帝国ホテルではエアウィーヴ宿泊プランを用意した。
和倉温泉の加賀屋では、11月20日から全客室232室、1200枚の敷き布団をエアウィーヴにする。若女将の小田絵里香さんは「快適な眠りを提供するためには、寝具のこだわりが何よりも大切。質の高い睡眠は質の高いおもてなし」と、エアウィーヴを採用した理由を語る。
同社は10月1日よりウィーヴァジャパンからエアウィーヴに社名を変更した。