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ビジネス ■第2692号《2013年2月16日(土)発行》

 
 

総務省公表の12月消費支出、教養娯楽など減少
 総務省はこのほど、家計調査報告(2人以上の世帯)の昨年12月分速報を公表した。同月の1世帯当たりの消費支出は32万5492円で、前年同月比で実質0.7%減と、2カ月ぶりの減少となった。10の項目別では、教養娯楽など5項目が減少、交通・通信など5項目が増加した。

 教養娯楽は同0.4%減の3万2749円で、2カ月ぶりに減少した。外国パック旅行費、映画.演劇等入場料などの教養娯楽サービスが増加、テレビ、楽器などの教養娯楽用耐久財が減少した。

 交通・通信は同9.0%増の4万1890円。11カ月連続で増加した。自動車等関係費、通信などが増加した。

勤労者世帯の収入 前年比1.1%増加
 12月の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり90万2928円で前年同月比実質1.1%増加した。

 世帯主の定期収入が35万65円で、同1.9%減少。臨時収入・賞与も同0.8%減少したが、配偶者の収入が同15.5%増と大きく増加した。



内閣府の12月景気動向指数、9カ月ぶりに改善
 内閣府がこのほど公表した昨年12月の景気動向指数(CI、速報値、2005年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.5ポイント上昇の92.7で、9カ月ぶりに改善した。ただ、基調判断は「悪化を示している」として、前月の判断を据え置いた。

 中小企業出荷指数(製造業)、耐久消費財出荷指数などがプラスに寄与。商業販売額(小売業)、同(卸売業)などがマイナスに寄与した。

 数カ月先の景気を示す先行指数は同1.4ポイント上昇の93.4で、2カ月ぶりに改善した。




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