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トラベル ■第2696号《2013年3月16日(土)発行》
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LCC、認知度・満足度ナンバー1はピーチ
じゃらんリサーチセンター(JRC)は7日、国内線LCC(格安航空会社)の利用実態調査結果を発表した。それによると、直近1年間の飛行機利用者のうち、LCC利用者は7%で関西居住者の割合が高く、認知度、満足度ナンバーワンはピーチ・アビエーションだった。
調査は2012年2月から今年1月までに飛行機で国内旅行、または帰省した人1337人を対象に実施。集計対象数は930人。LCCはピーチのほか、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン。
利用者を性、年代別に見ると、男女とも20代がもっとも多く、それぞれ14.9%、10.4%だった。地域別では関西(14.7%)、北海道(12.1%)、九州.沖縄(11.2%)で高い。
認知率はピーチがトップで75.5%。ジェットスターは70.2%、エアアジアは58.9%だった。ピーチは満足度も高く、「非常に満足」「やや満足」を合わせると87.7%に達し、他の2社を抑えた。
国内線、国際線に関わらず、今後LCCを利用したいがどうか尋ねたところ、「積極的に利用したい」が15.0%、「やや利用したいと思う」が50.8%あった。特に男性の利用意向が高く、9割に上っている。
LCCの魅力の一つは運賃の安さだが、LCC利用によって浮いたお金を何に使ったか聞いたところ、「現地滞在の買い物や食事で少し贅沢をした」が40.9%ともっとも多かった。次いで「次回の訪問に回す」が20.2%、「現地滞在の日数(宿泊日数)を増やした」は7.9%あり、宿泊施設にとっては歓迎すべき数字も出ている。
JR西のエントリー型共同購入切符が完売
3月9日の車内の様子
JR西日本が売り出した新大阪—岡山—倉敷駅間の割安な往復切符「事前エントリー型共同購入企画『みんなで一緒に!新幹線!』〜はじめてのしんかんせん」が完売した。申し込みが40人に達した場合のみ販売する、JRグループでは初めてとなる共同購入クーポンのノウハウを取り入れた商品。
小さな子ども連れに安心して新幹線を利用してもらおうと、1車両に限定して座席を提供。小さな子ども連れ客ばかりなので、乗客同士が気兼ねせずに旅を楽しめる。
新大阪—岡山—倉敷駅間の往復料金は通常大人1万2360円、子ども6180円だが、大人5千円、子ども2千円。子どもたちにとって「憧れの新幹線の旅」を低料金で提供した。利用期間は3月9日または10日。
専用サイトに登録した「J—westネット会員」へのメール配信のみの案内だったが、案内開始後20分で先着40人分が両日とも完売。抽選枠の座席も多くの申し込みがあり、完売した。
次回の販売も決定。春休み期間である4月3〜6日に利用できる設定で先着分が完売した。
JTB、趣味追求のシニア向けの旅を発売
JTBは、関西発の国内旅行パッケージツアー「エースJTB」で、新商品「特別企画 こだわり旅倶楽部」を発売した。趣味の世界をもっと深く追求したいというシニア世代に向け、現地での体験を通じて「新しい自分や仲間」を発見してもらいたいと企画した。
趣味の世界をさらに広げるために、「知的好奇心を満たすこだわり旅へ」「旅情あふれる優雅なひとときを過ごす」「やりたいことにとことんチャレンジする」「一度は行ってみたい憧れの場所を訪れる」の四つの体験テーマを設定。
知的好奇心を満たす「信州ワイン紀行3日間」は、シニアソムリエの経営するフランス料理店でワインの楽しみ方などを聞く。
優雅なひとときを過ごす「日本一周チャレンジ 春は日本縦断5泊6日の旅」は、日本最北端の駅「稚内」からJR日本最南端の駅「西大山」まで、列車で日本を縦断。途中、ローカル線や夜行列車の旅も交えながら旅情を満喫する。
設定期間は4月17日〜9月30日出発。全9コースで販売目標は千人。
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