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ビジネス ■第2702号《2013年5月11日(土)発行》
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シニアマイスター、ホテル産業テーマにセミナー開催
ホテル業界OBらで構成するNPOシニアマイスターネットワークは4月25日、立教女子学院短期大学講師の薬師丸正二郎氏=写真=を講師に迎え第43回ジョイントセミナー「ホテル産業と法務知識」を東京・文京区民センターで開いた。
薬師丸氏は、コンプライアンス(法令順守)経営を実践することのメリットとして(1)企業価値、ブランド力を高める(2)資金調達が容易になる(3)よりよい人材確保が可能になる(4)管理コストの軽減と迅速な意思決定—を挙げた。
コンプライアンス経営を実践しないことによるデメリットでは(1)市場によるボイコット(2)行政処分や罰則(3)株主代表訴訟(4)社員による不正行為(5)訴訟によるリスク(6)外部者による告発—を指摘。
その上で、コンプライアンス体制の周知、徹底について、「日常的な下地作りが必要であり、常に基本的な企業の方針を明確に示すことが大事」と解説。「ある程度長い期間を覚悟し、問題対応の積み重ね、教育を経て、初めて従業員もその指示を正しく理解できるようになる」と述べた。
日本ホテル教育センター、6月に和食検定説明会
「和食検定」を主催する一般財団法人日本ホテル教育センター(東京都中野区)は6月5日、検定について専門家の講演と検定の趣旨、学習ポイントを説明する和食検定説明会を専門学校日本ホテルスクール(同区)で開催する。
和食検定は、和食文化を体系的に学び、顧客サービスの技能向上を目的として同センターが2011年から実施している。これまでにホテルや旅館、レストラン、調理師学校などの社員や生徒ら948人が受検し、443人が認定を受けている。今後の検定は10月24日、来年2月22日に予定されている。
説明会では「和食検定の意義と必要性/和食の知識」と題し、日本料理マナー・サービス研究所所長の保田朱美氏が基調講演を行う。その後、同センターの菊池かをる主席研究員が検定の概要や受検準備のポイントについて説明する。
参加対象者は、ホテルや旅館、レストランなどの就業者や業界を目指す生徒・学生、和食への興味関心が高い人。参加無料。問い合わせは日本ホテル教育センター和食検定担当TEL03(3367)5663。
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