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トラベル ■第2702号《2013年5月11日(土)発行》
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ジャルパック、ダイナミックパッケージの自社仕入れ開始
ジャルパックはJALダイナミックパッケージ(DP)とJAL国内線のホームページ上で展開している宿泊予約サイト、JALイージーホテルの宿泊仕入れを自社が開発したオンラインシステムに切り替える。新システムによる販売は秋ごろを予定し、6月中には取引先向けの入力サービスを開始する。新システムの使用料についてジャルパックは、業界最安値に設定する。
2007年のDP発売以来リクルートホールディングス(リクルート)の宿泊仕入れシステムを利用してきたジャルパックが、今秋から自社が開発したオンラインシステムに切り替える。リクルートは秋までは、JALDPと7月22日から発売するJALじゃらんパックの両方の仕入れを行い、秋以降、JALDPはジャルパックが仕入れを行う。
今回の自社仕入れシステムの導入についてジャルパックは「利用者の用途に応じて最適なDPを提供するのが狙い。例えばリクルートが運営するポイントをためたい人はJALじゃらんパックを、JALのマイレージをためたい人はJALDPを利用できるよう、選択肢を広げた」と話す。
現在ジャルパックは約4千軒の旅館・ホテルと契約しており、今月20日から新システム切り替えについて全国37の地域で44回、契約施設向けに説明会を開催する。JALイージーホテルについては約1万軒の宿泊施設が仕入れ先のリクルートと契約を結んでいるが、こちらについてもジャルパックと新規に契約を結んでもらうため、順次説明会を行っていく。
同社と新たに契約を結ぶメリットについては、システム使用料を業界最安値に設定するという。またJALマイレージバンクの会員の多さも魅力とする。マイルのたまりやすいプランを拡充させ、顧客の固定化を図る。システムの導入については、施設に負担をかけないよう、ホットラインを設置し、電話で迅速な対応を図る。さらに各地にヘルプ要員を配置し、導入の手助けも行う。
ジャルパックは今後観光系の施設の拡充に力を入れていく。特に旅館との契約数を増やし規模の最大化を目指していきたい考えだ。
説明会などの問い合わせは、国内仕入部東日本グループ(北海道、東北、北陸、関東、中部)TEL03(5715)8162、西日本グループ(関西、中国、四国、九州、沖縄)TEL03(5715)8164。
ジェットスター、ロフトで100円航空券販売
100円をアピール
ジェットスターは4月24日〜5月6日まで、国内線搭乗者100万人達成を記念したキャンペーンを、全国で雑貨店を展開するロフトと共同で開催した。期間中、有楽町ロフトでは国内線就航路線の航空券を毎日100円で販売した。
4月24日の発売開始前に行われた記者会見で、ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「ロフトのお客さまは目が肥えて、優れたコストパフォーマンスの商品を見つけるのが得意と聞いている。コラボキャンペーンを通じて多くの人にジェットスターを愛用してほしい」と述べた。
ロフトの橋本茂宏執行役員は「全国83店舗の約7割でトラベル用品を扱い、スマートな空の旅を提案するロフトとジェットスターは相性がいい」と強調した。
鈴木社長は今後も積極的に他社とのコラボレーションを行っていくとし、「利用者のタッチポイントを多くしたい。3大都市圏だけではなく、地方にも展開していきたい」と語った。
キャンペーンの100円セールは、期間中毎日指定された1路線が100席限定で販売され、有楽町ロフト店内に設置されたパソコンでのみ申し込みを受け付けた。キャンペーン初日は特別に成田—札幌、福岡、関西の3路線が用意され、500席発売された。
4月24日の発売日には有楽町ロフトに、若い世代を中心に多くの人が並んだ。また全国のロフトは、期間中3千円以上買い物をした先着20万人にジェットスターの沖縄往復航空券が当たる抽選会を実施した。
JR四国バス、アンパンマンの高速バスを運行
アンパンマンのキャラクターでラッピングされた高速バス
ジェイアール四国バスは4月20日、アンパンマンのキャラクターでラッピングされた高速バスをデビューさせた。4月19日に神戸ハーバーランドumie(神戸市)内にオープンした「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」のオープンに合わせたもの。
車両デザインは、神戸のウオーターフロントを連想した青と白を基調にアンパンマンの仲間たちとミュージアムの楽しい雰囲気を表現。車両は4台で、四国各県に1台ずつ配備した。
運行路線は高松—新神戸線および徳島—神戸空港線で、土、日曜日、祝日のみ運行。松山—三ノ宮・大阪線、高知—三ノ宮・大阪線は毎日1往復運行。現行便の一部にアンパンマンの高速バス車両を使用し、神戸アンパンマンミュージアム(バス停留所名は「神戸アンパンマンミュージアム前」)まで運行する。
主要旅行業13社3月実績
鉄道旅客協会が1日に発表した、主要旅行業13社の3月の旅行販売取扱額が、前年同月比2.6%減の2695億2441万円だった。総取扱額の10年同月比は1.4%減だった。
内訳は国内旅行が前年同月比0.3%増の1591億7674万円、海外旅行が同8.4%減1027億9702万円、外国人旅行が同41.4%増の60億1624万円だった。
総取扱額が前年同月を上回った事業者は、JTB、日本旅行、トップツアー、東武トラベル、読売旅行、クラツーの6社。国内旅行は、日本旅行、近ツー、東武トラベル、読売旅行、阪急交通社、クラツーの6社だった。
昨年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比5.8%増の3兆2163億4849万円だった。13社中11社が前年同期を上回った。累計総額の11年同期比は6.5%増、10年同期比は5.2%増だった。
分野別の累計額は国内旅行が前年同期比4.6%増の1兆9090億294万円、海外旅行が同5.9%増の1兆2297億7715万円、外国人旅行が同67.2%増の596億5061万円。
国内旅行の累計が前年同期を上回ったのは10社、海外旅行が9社。外国人旅行は12社中9社で、うち西鉄旅行、阪急交通社、クラツーは3ケタ増だった。
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