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地域観光 ■WEB増刊号《2013年8月17日(土)発行》    
 

関西でかごしまファンデー

 第9回関西かごしまファンデーが4日、大阪市の京セラドーム大阪で開催された。主催は関西鹿児島県人会総合連合会。関西地区の鹿児島県出身者が交流を繰り広げたほか、鹿児島県の観光や物産の情報が発信された。

 会場には、物産観光展として約250の企業・団体が300以上のブースを出展。約3万1千人が訪れた。

 今回は奄美群島の日本復帰60周年の記念大会として開催。奄美の復帰の歴史を大型ビジョンで放映したほか、ステージで奄美の芸能が披露された=写真。



広島市、観光PRに安芸ひろしま武将隊結成
毛利一族の迫力あるパフォーマンス

 広島市は広島城の魅力を全国に伝えるため、7月に「安芸ひろしま武将隊」を結成。毛利一族に扮した6人が、毎週日曜日、広島城二の丸でオリジナル曲や殺陣を披露し、観光客をもてなす。

 全国各地には、約20の戦国武将隊がいるとされる。広島市経済観光局の荒井浩一さんは「安芸ひろしま武将隊は後発だが、最大の売りは、家族構成になっていること。全国的にも珍しい」と強調する。

 毛利元就、息子の隆元、吉川元春、小早川隆景、娘の五龍姫、その夫の宍戸隆家を演じるのは、地元を拠点に活動する役者や歌手。武将隊は広島城以外のイベントにも積極的に参加し、地元の人気も上々だ。

 武将隊は、民間事業者から募集したアイデアから誕生し、市の「広島城観光振興事業」、県の「民間事業者等のノウハウを活用した誘客強化事業」として採用された。

 事業計画では3月末までを活動期間とする。

 広島城の年間来客数は20万人。一方、広島平和記念資料館は120万人。今まで市は、広島城を観光素材として生かしきれていなかった。「広島城の知名度は全国的に低い。原爆ドーム、原爆資料館を巡る観光コースに入れてもらい、観光客の滞在時間を延ばしたい」と荒井さんは語る。「原爆投下前まで、広島城は国宝だった。城の中には資料館もある」と武将隊をきっかけに、広島城の魅力を全国に広めていきたい考えだ。



下呂温泉まつりに観光客ら約6万人
参進行列の参加者

 恒例の「下呂温泉まつり」が1〜4日、岐阜県下呂市の下呂温泉街一帯で開催された。期間中には約6万4500人が訪れた。

 3日には、下呂温泉の新しい目玉として始まった「温泉感謝祭(万里集九祭・林羅山祭)」の参進行列が行われた。自然の恵みである温泉をはじめ、室町時代の詩僧の万里集九と、江戸時代の儒学者で草津、有馬、下呂を日本三名泉として紹介した林羅山を恩人として感謝するイベント。

 参進行列は、JR下呂駅を出発、林羅山像のある白鷺橋などを通過し、温泉感謝祭が行われる温泉寺まで、芸妓のほか、林羅山や山伏、白鷺に扮装した下呂温泉の関係者が温泉街を練り歩いた。温泉寺では、献湯、献茶や芸妓の踊りが披露された。また、温泉感謝祭の直会を温泉寺の醫王閣で開催。醫王閣は戦後まもなく水明館の先代である故滝行雄氏が寄付したもので、老朽化し使われていなかった。下呂温泉旅館協同組合が中心となって修理と清掃を行い、今回の直会がお披露目となった。下呂温泉の新たな観光資源として活用することも検討されている。

 まつりでは、1日に5頭の竜みこしと、椀みこしが勇壮に舞う龍神火まつり、2日に湯の華みこしパレード、3日にはまつりのメーンとなる下呂温泉花火ミュージカル夏公演を開催。4日には歌塚歌謡祭が行われた。




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