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トラベル ■第2717号《2013年8月31日(土)発行》
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JATA、旅博で5つのシンポジウム開催
日本旅行業協会(JATAはこのほど、旅行イベント「JATA旅博2013」(会場=東京ビッグサイト)で業界の問題や課題を考察する国際観光フォーラムの2日目、9月14日のプログラム概要を発表した。創設した「ツアーオペレーター品質認証制度」を議論する特別シンポジウムのほか、「MICE」や「ツアーの安全性」などをテーマとした五つのシンポジウムを開催する。
2日目のシンポジウムは、平日に休めない旅行会社の一般社員などが参加しやすいよう土曜日に設定した。
特別シンポジウムは「日本のブランド力を強化して観光立国を実現する〜ツアーオペレーター品質認証制度の挑戦」。松本大学観光ホスピタリティ学科教授の佐藤博康氏をモデレーターに、中部圏社会経済研究所代表理事の小林宏之、雪国観光圏代表理事の井口智裕、国土交通省観光庁審議官の篠原康弘、JATA訪日旅行推進委員会委員長で日本旅行社長の丸尾和明の4氏がパネリストとして登壇する。
シンポジウム「MICEマーケティング」は、日本各地のMICEプロモーション戦略に対し旅行業界がどのように関わっていくべきなのか、具体的な事例からその可能性を探る。モデレーターは航空新聞社取締役編集長の石原義郎氏が務める。パネリストは近畿日本ツーリストECC事業本部カンパニー第7営業支店支店長の香川晴美、日本コンベンションサービスMICE都市研究所執行役員所長の廣江真、横浜市文化観光局観光コンベンション振興部長の赤岡謙の4氏。
世界各地で安全、安心であるはずのツアーで事故が相次いでいる。シンポジウム「旅行会社が主催するツアーの安全安心をどう確保するのか」では、中堅旅行会社のアウトバウンドでの取り組みを紹介しながら、災難を未然に防ぐための対策について議論する。モデレーターは近畿日本ツーリスト海外旅行部長の菅野貴氏。パネリストはグローバルユースビューロー営業部取締役部長の柴崎聡氏とユーラシア旅行社取締役企画旅行事業本部長の川畑宏氏。
シンポジウム「広域ディスティネーションのプロモーションを考える」では、市場主導のプロモーションと受け入れ地主導のプロモーションを検討し、観光戦略のマスタープランの在り方やその立案について模索する。モデレーターはフィンランド政府観光局日本代表の能登重好氏。ブランドUSA日本事務所日本代表・アジア地区担当ストラテジーディレクターの早瀬陽一、クロアチア政府観光局日本代表のエドワード・トゥリプコヴィッチ・片山、国土交通省中部運輸局企画観光部長の村田有の3氏がパネリストとなる。
ジンジントラベルが社名変更、ミュゼトラベルに
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国内153店舗、海外14店舗(2013年8月現在)で脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開するジンコーポレーショングループの旅行事業部門、ジンジントラベル(東京都渋谷区、高橋仁社長)はこのほど、9月17日付けで社名を「ミュゼトラベル」に変更すると発表した。
同社は昨年8月、旧タートルトラベルから社名変更し、これまでのフィリピンマーケットを中心とした個人・法人への旅行手配に加えて、インターネットでの国内・海外パッケージ商品販売、郡山支店におけるメディア販売、法人営業などに力を入れていた。
今回の社名変更により、20、30代の若い女性層を中心に構成されるミュゼプラチナム170万人会員を核とした女性顧客層を取り込み、グループの強みを生かした業容拡大を行う。
ANA認可代理店であるため、同便の航空券を組み合わせた女性向け旅行商品をリーズナブルに提供することにより、美容と旅行両面の女性市場への訴求力を高める狙いもありそうだ。
ペットツーリズム大賞の促進貢献賞に西武HD
西武ホールディングス(HD)は23日、ペットツーリズム推進協議会(事務局・ぐらんぱう)が主催する第1回「ペットツーリズム大賞」で、促進貢献賞を受賞したと発表した。西武HDによると、同賞はペットツーリズムの発展に貢献した企業、団体に贈られる。
西武グループは2011年1月に「ペット・スマイル・プロジェクト」を立ち上げ、ペットと一緒に宿泊できるホテルやコテージ、遊園地、水族館、レストランなど「ペットと過ごせる時間と場所の拡大に努めている」という。こうした取り組みが受賞につながったとしている。
大賞は中日本高速道路会社、特別賞はみたけ山観光協会(東京都青梅市)が受賞している。表彰式は28日、千葉市の幕張メッセで行われた。
同推進協議会はペットツーリズムビジネスの健全な発展を目指し、(1)共通の課題を協議しビジネス環境を整備する(2)共通の情報を飼い主へ発信し、利用者の利便性向上とマナーやモラルの啓蒙を行う—などを目的に設立された。
発起企業・団体にはぐらんぱうのほか、ナチュラルドッグスタイル、日本ペット宿協会、東京建物リゾートなどが名を連ねている。
阪急交通社、クルーズ船貸し切りのツアーを発売
阪急交通社は23日、サファイヤ・プリンセス号を1社単独で貸し切るクルーズツアーを発売したと発表した。5月に発売した、サン・プリンセス号のチャータークルーズが好評だったため「第2弾として用意した」と同社。
商品名は「ゴールデンウイーク チャータークルーズ 沖縄・九州と釜山8日間」。来年4月29日に大阪港を出発。沖縄、長崎、釜山、鹿児島を経て、5月6日同港着。旅行代金は大人一人14万円から。
船内には約50人の同社スタッフが乗船し、船内新聞、船内放送、ダイニングメニューなどを日本語で案内する。
サファイヤ・プリンセス号は04年に三菱重工長崎造船所で建造された日本最大級の客船で、全長290メートル、全幅37.5メートル、総トン数11万6千トンの規模。乗客定員は2670人。
同社によると、サン・プリンセス号のチャータークルーズ(来年4月21日発)は発売から約2カ月で完売。乗客定員約2千人のうち、60歳代が41%、70歳代が39%を占めている。
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