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旅館・ホテル ■第2722号《2013年10月5日(土)発行》    
 

全旅連青年部、来年の全国大会は京都で開催
全国大会候補地プレゼンテーションに臨む京都府の青年部会員ら

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(山口敦史部長)は9月25日、都道府県会館(東京都千代田区)で臨時総会を開催した。来年秋に開催される予定の第22回全国大会の開催地について、全会一致で京都府とすることを可決・承認した。京都府での開催は初めてとなる。

 来年の全国大会は10月上旬、京都市勧業館みやこめっせ(同市左京区)で開催する予定。

 今回の立候補地は京都府だけだった。幾世英麿・青年部府部長はまず、9月中旬に京都を襲った台風18号について「まだ宿をオープンできない人もいるなど、近畿一円に被害が出ている。全国からお見舞いをいただき御礼申し上げる」と支援の動きに謝意を表した。

 候補地プレゼンテーションでは、京都観光を紹介する動画が流れた後、幾世部長が「われわれ自身が日本文化の良さを分かっているのか、京都で再認識する大会にしたい」などと熱弁を振るい、開催地としてふさわしいと訴えた。

 次期大会のサブテーマは「都プロジェクトin京都」。幾世部長によると「京都大会で学んでいただいたことを持ち帰って、自分の地域が都のように発展してもらう」との意味を込めたという。

 臨時総会には、自民党観光産業振興議員連盟会長の細田博之衆院議員も来賓として駆け付け、「業界は固定資産税の問題、耐震構造の問題などを抱えているが、必要な自治体や国の支援をしっかりして、日本の観光産業に悪い影響がないようにしたい」とあいさつした。

 臨時総会に先立ち、出席者らは手分けして衆参両院の議員会館を回り、固定資産評価の見直しについての陳情活動を行った。



日本秘湯を守る会、来年の設立40周年を記念しキャンペーン実施

 朝日旅行の部会の一つ、日本秘湯を守る会は、来年4月に設立40周年を迎える。これを記念して、同会が発行しているスタンプ帳を利用したキャンペーンを実施する。9月26日発表した。

 1975年4月、バスも通っていない交通の不便な山の中の小さな温泉宿33軒が集まり設立された。今年9月現在、会員数は184軒まで拡大している。

 地球の恵みであり、限りある地下資源である温泉に感謝することを忘れることなく、自然環境の保持、保全に真摯に取り組んでいくことを信条としている。会員宿には会の名前が記された提灯がぶら下げられている=写真。

 会員宿に1泊するごとにスタンプを1個捺印し、3年以内に10個ためると無料で1泊できるスタンプ帳事業を行っている。現在年間1万5千人がこのサービスを利用して無料で宿泊しているという。

 設立40周年を記念して、10月22日〜11月30日の期間中に会員宿に宿泊すると、スタンプ帳1冊につき1個スタンプをサービスする「スタンプ帳プラス1 ワンチャンスキャンペーン」を実施する(1回限り有効)。

 また40周年を機会に、スタンプ帳を自動読み取り式に変更し「40周年記念スタンプ帳 新規発行キャンペーン」を行う。最初の1個のスタンプを記念にサービスし、9個押印で1泊無料となる記念スタンプ帳を4万部限定で発行する。配布は朝日旅行や各旅館で行う。キャンペーン期間は12月1日〜2014年11月30日の1年間。



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