観光庁、トラベルマートとツーリズムEXPOジャパンの同時開催を決定 |
観光庁は11月20日、来年度の訪日旅行商談会「VISIT JAPANトラベルマート」を、「旅フェア日本」と「JATA旅博」の統合で誕生する「ツーリズムEXPOジャパン」と同時開催にすると発表した。同時開催で世界最大級の観光見本市・商談会を目指し、日本観光の発信力の強化につなげる。
トラベルマートは、観光庁、日本政府観光局が主催する国内最大の訪日旅行商談会。今年度は11月27〜29日に横浜市のパシフィコ横浜で開かれた。旅行会社などの海外バイヤーは21カ国・地域から約300社、国内の自治体や観光施設などの国内セラーは約300団体が参加した。
新たな旅行博となるツーリズムEXPOジャパンの開催は、旅フェア日本を主催してきた日本観光振興協会と、JATA旅博を主催してきた日本旅行業協会(JATA)が11月8日に発表した。来年の第1回ツーリズムEXPOジャパンの開催時期は9月25〜28日の日程で、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される。
同時開催に関して観光庁の久保成人長官は11月20日の定例会見で「世界には大きな観光商談会があるが、それに伍していけるような形、規模にしたい。日本の観光に対する世界の目も変わってくるはずだ」と述べ、世界最大規模の国際観光イベントへの成長に期待感を示した。 |
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観光庁、文化庁と包括的連携協定を締結 |
観光庁は11月20日、観光施策と文化施策の相乗効果を発揮するため、文部科学省の外局である文化庁と包括的連携協定を締結した。2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催に伴う文化プログラムの企画、立案に共同で取り組むほか、連携して日本の魅力を海外に発信していく。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、両庁で連携して取り組む文化プログラムは、オリンピック憲章に記載されている。スポーツの競技大会だけではなく、開催国に文化プログラムを実施するようにうたっている。
この他にも連携、協力を進める分野として、(1)地域の有形、無形の文化財について、その価値を生かしながら観光に生かす方策(2)文化関係のイベントと観光プログラムの連携(3)インバウンドのためのプロモーション—などを挙げている。 |
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