訪日外客1千万人到達、成田でセレモニー |
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1000万人目のタイ人旅行者を歓迎。ハローキティも駆け付けた |
2013年の訪日外国人旅行者数が12月20日、1千万人に到達した。観光庁は同日、成田空港に到着したタイ人旅行者を1千万人目として歓迎するセレモニーを開いた。1千万人は、2003年1月に小泉純一郎首相(当時)が施政方針演説の中で表明して以来、政府が掲げてきた数値目標。観光立国の推進に向け、官民を挙げた取り組みが実った。
速報値では12月20日に1002万人に致達した。これまでの年間最高値は10年の861万1千人。13年の最終的な年間数値は1月中に日本政府観光局(JNTO)が推計値として発表する。
成田空港で開かれたセレモニーで太田昭宏国土交通相は「ビジット・ジャパン・キャンペーンの開始から10年。さまざまな取り組みを集約して推進し、念願だった1千万人を突破した。さらに多くの旅行者に訪れてもらえるよう次の目標2千万人の高みを目指してがんばりたい」とあいさつした。
1千万人目としてバンコクからの全日空(ANA)便で成田空港に到着したのは、タイのパパンさん(58)、ユパーダーさん(52)のパッタラプラーシット夫妻。2人には、「魅力ある日本のおみやげコンテスト」でグランプリを受賞した「雲竜和紙ランプ」や東京往復の航空券などを記念品として贈呈した。
訪日経験が豊富で今回は北海道でスキーを楽しむ予定だというパパンさんは「1千万人達成おめでとう。日本の皆さまとお会いし、日本料理を食べるのが楽しみ。日本のサービスは世界で一番。日本に毎年来たい」と笑顔で話していた。
セレモニーには、観光庁の久保成人長官、JNTOの松山良一理事長、成田国際空港会社の夏目誠社長、ANAの伊東信一郎会長、千葉県の諸橋省明副知事、成田市の小泉一成市長が出席した |
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