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インバウンド ■第2740号《2014年2月22日(土)発行》    
 

訪日外国人の旅行消費額、13年は1兆4186億円と過去最高
 観光庁はこのほど、2013年の訪日外国人の旅行消費額を速報値として発表した。年間の訪日旅行者数が初めて1千万人を超えたことに伴い、旅行消費額は前年比30.6%増の1兆4168億円で過去最高となった。

 速報値は「訪日外国人消費動向調査」の結果。日本を出国する外国人に空港などで聞き取り調査を実施し、全体を推計。

 旅行消費額は、宿泊や飲食、交通、買い物などの旅行中支出額。年間の支出額には、パッケージツアー参加費に含まれる日本国内での宿泊や交通、飲食などの費用も計上されている。日本の航空会社や船舶会社に支払われる運賃は含まれていない。

 国・地域別の旅行消費額の上位は、中国が2759億円(全体に占める割合19%)、台湾が2475億円(同17%)、韓国が1978億円(同14%)、米国が1362億円(同10%)、香港が1054億円(同7%)、タイが576億円(同4%)、豪州が521億円(同4%)。このうちタイは前年比73.7%増と伸び率が大きかった。

 訪日外国人1人当たりの旅行中支出額は平均で13万6704円だった。前年の12万9798円に比べて5.3%の増加となり、過去最高を記録した。主要な国・地域別で最多だったのは豪州の21万3056円。訪日客数の多い主な市場では、中国が20万9899円、米国が17万367円、香港が14万1350円、タイが12万6904円、台湾が11万1956円、韓国が8万529円。



JCHA、外客対応の研修会開催
 全日本シティホテル連盟(JCHA、藤野公孝会長)は、甲信越・中部支部エリア研修会「グローバル時代におけるホテルの役割」を3月4日に金沢市で、5日に長野県松本市で開催する。訪日外国人客の受け入れ対応を地域と連携してどう行うのかを実践者から学ぶ。

 4日の金沢では、ゲストハウスPongyi代表の横川雅喜氏が「外国人客を介してのホテルと地域との関係づくり」、アジアインバウンド観光振興会(AISO)理事長で日本ワールドエンタープライズ最高顧問の王一仁氏が「ランドオペレーターの目から見る、訪日旅行の展望」を演題に講演する。会場はキャッスルイン金沢。

 5日の松本では、ゲストハウス品川宿代表の渡邊崇志氏が「外国人客を介してのホテルと地域との関係づくり」、AISO常務理事でA・I・S・C社長のミッキー・ガン氏とジェイテック部長の石井一夫氏が「ランドオペレーターの目から見る、訪日旅行の展望」についてそれぞれ語る。会場はホテル花月。

 両研修会ではランドオペレーターとの商談会、懇親会も開かれる。



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